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硬貨を金融機関に入金する「手数料」

 こんにちは、立憲民主党の、山岸一生です。

山岸一生新聞

硬貨の入金手数料

 小銭(硬貨)を預け入れる際、手数料を要求する金融機関が相次いでいます。

 2%超の負担になる計算で、キャッシュレス化の波の中でも小銭を扱わざるをえない業種にとっては痛手です。

 昨日、東京都府中市の方から山岸一生に、こんなご連絡をいただきました。

 「銀行などで最近、硬貨を入金する際に手数料をとるのが流行りのようです」。

 小銭をたくさん扱うお仕事柄、悩んでいるとのお声。

 早速、現状を取材することにしました。

 表をご覧ください。

 今年度に入り、「硬貨入金手数料」や「硬貨整理手数料」の名目で、硬貨、小銭の入金に手数料を新設する金融機関が相次いでいます。

 500枚超から500円(消費税込550円)、ざっくり「1枚1円」が相場のようです。

 負担感は、どれぐらいでしょう。

 日銀の統計から計算すると、流通する硬貨、小銭は1円玉42%▽10円玉22%▽100円玉12%など。

 計算すると、硬貨、小銭1枚の平均額は45円になりました。

 45円で1円かかるとすると、「2%強の手数料」という感覚です。

 薄利多売の事業者にとって、決して軽い負担ではありません。

 さらに、例えばコインランドリーやゲームセンターのように、決まった種類のコインが大量に入金される業種もあります。

 もし三井住友銀行で、「10円玉ばかり1000枚、1万円の売上」を入金すると仮定すると、1万円の売上に対して1,100円(消費税込み)の手数料。

 実に10%を超えます。これでは商売になりません。

 キャッシュレス化の推進には、私も賛成です。

 マイナス金利政策の下で、金融機関の窓口の経営が苦しいのも間違いありません。

 ですがこの手数料、「取りやすい所から取る」「弱い立場の人から取る」ということになっては、いないでしょうか。

 あなたはどう思いますか?

 キャッシュレスにそぐわない業種もあるし、善意の募金活動なども小銭です。

 当面は小銭を扱い続けざるを得ない人たちは、大勢います。

 結果的に、特定の業種を狙い撃ちすることになってはいけません。

 いきすぎた不利益にならないような配慮を望みます。

 定額制の導入や、業界全体での指針作りなど、改善の余地があります。

 今回は、山岸一生にいただいたお便りをもとに、考えてみました。

 率直に言って、私の今の立場で、すぐに問題解決のお役に立つのは難しいです。

 それでも、私たちの社会の課題を発見して、一緒に考える、それも一つの「政治」だと思います。

 ブログに「ご連絡・お問い合わせはこちら」として、山岸一生宛てのメールフォームを設置しています。

 パソコンでご覧になっている方は最上部、および、右上にあります。
 タブレットやスマートフォンでご覧になっている方は、ご覧になっている端末の画面サイズで変動しますが、見つけやすい場所にあるはずです。

 頂いた全てのお声にご回答することはお約束できませんが、情報やご意見をお寄せください。

「あなたの声を聞かせてください。」

 これが、山岸一生が参議院選挙に立候補する際に、皆さんにお伝えした最初のことばの一つです。

山岸一生とのスタディツアーのご案内

 山岸一生とのスタディツアーが企画されました。

 山岸一生が「今、話題」かは分かりませんが…。

 以下、企画を動かしてくれている方の文章を引用します。

 山岸一生さんが人権ということを考え始めたのは、大学時代のゼミで訪れた多磨全生園がきっかけだったと聞いています。 多磨全生園は、東村山にある国立ハンセン病療養所の一つです。国立ハンセン病資料館が敷地内にあり、ハンセン病への理解を深めることができる場所になっています。また、療養所の歴史を学べる広大で自然豊かな園庭を有しています。隔離政策を進めていた、らい予防法が廃止されたのは、1996年。当時の厚生労働大臣は菅直人さんでした。また、今年2019年も参院選直前にハンセン病家族訴訟において、政府が控訴をしない決断をしたという大きな出来事もありました。
この度、山岸さんと一緒に多磨全生園を訪れることで、今一度ハンセン病問題を通して人権を考えるきっかけを作るためにこの企画を考えました。

https://docs.google.com/forms/d/10VYbu3a7gPXoizSLbTMUJNnqmVlznrdPGQd85ZT9sDY/viewform?edit_requested=true

 東京都東村山市にある多磨全生園は、私、山岸一生が報道の世界に、ひいては政治に足を踏み出す、原点になった場所のひとつです。

 政治への思い、人権への願いを、あなたと語り合いたいと思います。

 お申込み、お待ちしております。

山岸一生の編集後記

 このブログを書いているのは、10月9日の20時16分ですが、開けている窓から入ってくる空気、そして、スズムシがなく声に、東京もすっかり秋になったことを感じます。

 少し前の東京は20時過ぎでも暑くて、エアコン無しではとても過ごせなかったのに。

 しかし、今週末は再び大きな台風が日本にやってくるとの予報です。

 どうぞお早めに、できる備えを今のうちに。

 そして、被害が無いこと、少しでも小さいことを祈ります。

 それでは、立憲民主党の山岸一生でした。

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