三鷹駅にいる山岸一生

 こんにちは、立憲民主党の、山岸一生です。

山岸一生による、衆議院代表質問の実況中継

 今日の衆議院代表質問を、私、山岸一生がTwitterで実況解説しましたので、ツイートをまとめました。

 リアルタイムで聞きながら、私、山岸一生はこんなことを感じていました。

 「そうだ」とお感じの方もいれば、私とは感じ方が違う方もいるかもしれません。

 あなたはどう感じましたか?

 国会審議の臨場感が、少しでも伝わればうれしいです。

衆議院本会議の開始が遅れました

 今日の衆議院本会議は、大島衆議院議長の発言をめぐって、開始が遅れました。

 開会は遅れることになりました。本会議の開催は議院運営委員会、通称「議運」で決めます。しかし憲法改正をめぐる大島議長の発言に野党が反発し、与野党の協議が整わなかった模様です。この実況も、しばらく待機します。

 大島衆議院議長の元の発言はこちら。「国民投票法、今国会で成立を」。議長は、どの法案をやるかやらないか決めてはいけない。ホームルームで、文化祭の出し物をお化け屋敷にするか模擬店にするか、クラス委員が勝手に決めてはいけないのと、同じです。

 この大島衆議院議長発言には伏線があります。「議長交代論」をほのめかした総理側近の2019年7月の発言。衆議院議長が官邸の脅しに屈した、と見られても仕方がありません。そういえば「私は立法府の長」、たしかに、言い間違いではなかった。

 議場周辺で待機している議員さんからも、つぶやきが相次いでいます。「この議員さんは単に今夜の飲み会が遅れるのがいやなんだろうな」と思われる声も。国会は国民のもの。議長が公正中立な議事をしてくれると約束するまでは、議員の飲み会が遅れるぐらいだったら、国民は待ちますよ。

 おおまかな流れです。

2017年10月=大島衆院議長が異例の続投(普通、総選挙ごとに交代)
2019年通常国会=国民投票法案の審議が進まず
参院選後の2019年7月=萩生田氏が衆議院議長交代論に言及
2019年10月=大島氏が国民投票法の臨時国会での成立に意欲

 衆議院議長の立場の弱さが分かります。

1時間半ほど遅れて16時25分、衆議院本会議が始まりました

 立憲民主党の枝野幸男代表の質問が始まりました。「冒頭、議長に申し上げます」として大島議長発言を取り上げます。「信じがたい」と批判。「議長は特定法案について、時期を区切って合意を期待するなどの発言は越権であり、議会全体に影響を与えかねない」との指摘。中立な運営を求めました。

 枝野さん、台風15号災害への政府対応を取り上げました。「被災地から対応の遅れを指摘する声が上がっている」。内閣改造との関係を指摘する声があるとして「対応が遅れたことをお詫びし、第三者の検証を急ぐべきだ」。お手盛りではない調査を求めました。台風通過は2019年9月9日、内閣改造は2019年9月11日です。

 続いて関電疑惑へ。「元助役に押し付けるかのような、見苦しい姿」と関電の姿勢を批判。資金提供は「原発利権による資金還流は、原発政策の根本にかかわる大問題だ。背景も含め、政府主導で徹底調査すべきだ」と求めます。「憲法より関電」が野党のスタンスです。裏金も元は私たちの電気代と税金です。

 ここで矛先が菅原一秀経済産業相に。「原発ゼロを求めている」と野党時代の発言を紹介。「いつ転換したのか」「明確な公約違反だ」と菅原経済産業大臣に答弁を求めています。カネや下半身に汚い「問題閣僚」は論外として、政策でもブレブレな人も願い下げです。

高所得者層への課税強化について、枝野代表が踏み込んだのが印象的でした

 消費増税に話題が移っています。これは、次期衆院選での野党共闘の姿にかかわるテーマで、私も関心大です。枝野さん、せっかくの消費増税が「法人税の穴埋め」に使われたきたと指摘。大企業や富裕層という「恩恵を受けてきた層への、課税の抜本的な強化を」を求めました。かなり攻めている印象です。

 枝野さん、金融課税の弱さを指摘しています。「金融所得を総合課税に組み込み、累進課税が機能する方向に変更すべきだ」。山本太郎さんが訴える「消費税廃止」とは違うスタンスですが、この問題をあえて大きく取り上げたあたり、強い決意を感じます。

 辺野古新基地について、「県民の民意は明らかすぎるほど明らか。今からでも工事を停止し、話し合う気はないか」と枝野さんが迫ります。「沖縄県民に対してお答えいただきたい」と語気を強めると、「そうだ」との声が。総理が向き合うべきは、野党ではなく、その向こうにいる県民、国民です。

 さあ、矛先は文部科学省へ。大学入試の英語民間試験について「混乱、批判が高まっている」と枝野さん。「地方の受験生、経済的に厳しい家庭の受験生が不利になる」。「いったん延期して、制度が整うまでは、現在のセンター試験を継続すべきだ」。一生に一度のチャンス、実験台にすることは許されません。

 文化庁の補助金不交付問題。「不本意ながら中止したのだから、責められるべきは脅迫者。文化庁は脅迫者に結果的に加担したと言われても仕方ない!」枝野さんが語気を強めます。「委縮効果が働いて、事前検閲につながる」。萩生田文部科学大臣ではなく総理に答弁を求めます。政権の意図をただす狙いですね。

 「最後に」と枝野さん、自民の下村博文氏が憲法改正をめぐり、同性婚に前向きな姿勢を示したことを指摘。立憲民主党は同性婚を認める法案を提出済み。「(与党は)『反対なら対案を出せ』と言っており、たなざらしにすることはないと信じる」。枝野さんらしい、皮肉で質問を終えました。さあ首相の答弁。

安倍首相の答弁です

 安倍首相の答弁です。停電被害について「初動は適切に行われたと認識しているが」とすると「ええーっ」との声が。「様々な課題が認められた」とし「自治体への支援(など)について検証していく」と総理。「外」との関係ではなく、内閣改造を強行した官邸「内」の経緯も検証してほしいですね。

 首相が「震災で苦労された枝野代表に申し上げるまでもありませんが」と語ると、与党席から「ははは」と笑い声が。民主党政権が苦労したこと、被災者が大変な思いをしたことの、何がおかしいのでしょうか。首相は今日は珍しく丁寧にしゃべっているようですが、これまでの悪い癖が、伝染していますね。

 米国産トウモロコシの輸入にともなう、害虫対策。「ツマ、ジロ、クサ、ヨトウ」と区切って読む首相は、あまり詳しくご存じではないようです。さらに「被害予測は困難」との答えに、野党からは「ええー」との声が。原稿を読むのに詰まった首相、「よろしいでしょうか」と間を置きます。苦手なようです。

 辺野古移設に「地元と対話を積み重ね、理解を得る努力を積み重ねる」と首相。地元、地元と繰り返しますが、県民世論ではなく自民系政治家ら都合の良い「地元」の声しか聴こうとしない姿勢が、首相の言う「対話」。民主的手続きで示された「民意」に向き合ってください。

 「あいちトリ……エンナーレ」について。詳しくない横文字は区切って読むのが、安倍流のようです。「補助金は、文化庁において判断したものと承知している」。そっけない答えです。政権の手柄話は、聞かれていなくても延々としゃべっていたのですが。

 最後の安倍節。枝野幸男代表が表現・報道の自由を問うたことへの答え。「政権に対する連日の報道をご覧いただければお分かりと思いますが、委縮している報道機関など存在しない」。まだまだ批判が多すぎるとお感じなんでしょうか?「それはまずい、もっと忖度しろ」と思う人が出ないことを願います。

首相に続いて、各閣僚、大臣が答弁します

 脱原発の公約違反を指摘されている菅原経済産業相。「私は以前から脱原発と発してきた」と認めつつ、しかし現政権の再稼働方針と「合致し、従来から一貫しております」。なので「考えが変わったとのご指摘は当たらない」。すみません、一生、懸命に聞いたんですが、全然分かりませんでした。誰か教えて。

 枝野幸男さんへの答弁のトリは萩生田文部科学相。文化庁は「手続きに従って適切に対応している」と原稿を読んだだけ。1時間余にわたった代表質問ですが、どうしても原稿ベースです。これから始まる予算委員会は、一問一答。ここで本音を語らせて、政府の真の狙いを明らかにするのが、野党の役割です。

 枝野幸男立憲民主党代表の質問が終わり、自民党の林さんの質問です。林さんは二階幹事長の側近。最初に質問した相手は二階派の武田国家公安委員長、次の話題は二階さんの看板の「国土強靭化」…これ、まだ続くの?今日の開始遅れを批判する人がいますが、「提灯質問」こそ時間の使い方を考えてはどうでしょう。

最後に私、山岸一生の思いをお伝えして、実況中継を閉じました

 質問中ですが、実況解説はここで閉じます。小ネタを交えつつ、私の意見もお伝えしてきました。「その話題いいね」と思っていただけた方もいれば「あっちをもっと説明して」とお感じの方もいたと思います。国会をもっと面白く、もっと身近に。そのお手伝いになれば幸いです。ありがとうございました。

山岸一生の編集後記

 今日のブログはかなりの長文になってしまいました。

 最後までお読みいただいてありがとうございます。

 今日の衆議院の代表質問を聞かれた方、私、山岸一生の実況中継をご覧になった方、あなたはどう思いましたか?

 国会をもっと面白く、もっと身近に。そのお手伝いになれば幸いです。

 それでは、立憲民主党の山岸一生でした。