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「私なんか、もらえない」~政治が生んだ分断を超えて

 みなさん、こんにちは。

 立憲民主党・衆議院東京都第9区総支部長(衆議院の、東京9区(東京都練馬区)の、立憲民主党の立候補予定者・立憲民主党の公認で、衆議院東京9区に立候補し、候補者になる予定)の、山岸一生です。

一日も早い「支援」を確実に

 街かどで皆さんとお話しできる機会が無いなか、できる限り多くの皆さんの声をうかがっています。

 以前も、とんかつ屋さんの現場を取材して皆さんにお伝えしました。

 皆さんの具体的なお話しを聞いて、個人事業主や中小企業に、一日も早い支援が必要であることをますます痛感するばかりです。

 中途半端な支援、遅すぎる支援は、かえって「期待外れ」を招き、失望を生み、絶望をもたらす。

 もしあと一週間早く支援が届いていたら、事態は違ったかもしれない。

 そういう現場をたくさん取材しました。

 「あとでなんとかします」ではだめ。

 緊急事態宣言は解除されましたが、追い込まれる人がどんどん出てくると現場で感じます。

 今、必要なのは一週間でも、一日でも早い「具体的な支援」を追い込まれている方の元に確実にお届けすることです。

 今、追い込まれている方に最も必要なのは、確実に手に届く支援であり、現金です。

私なんか、もらえない

 先日、私、山岸一生の元に、一本のお電話をいただきました。

 自粛期間中のスポーツジムへの支払いについてのご相談だったのですが、お話をしているうちに、ぽつりとその方の現状を教えてくださいました。

「ずっと委託で調査の仕事をしていたのに、コロナで中止になってしまい、苦しくて…」

 私は、お尋ねしました。

「持続化給付金は、申し込まれましたか?」

 その方は、びっくりした様子でおっしゃいました。

「え?私なんか、もらえないでしょう」

 そんなことはありません。

 その方は、毎年コツコツと青色申告されていたとのこと
で、十分、対象になりえます。

 その方は、電話の最後に私にこうおっしゃいました。

「ニュースで『フリーランスも対象』とは聞いたけれど、『フリーランス』と言うと芸術家とか、お店を持っている方とかをイメージして。自分とは全然関係ないと思っていた。教えていただいて安心しました。」

「私なんか、もらえない」

 その方との電話を切ったあと、この言葉が、私の胸に残りました。

持続化給付金の問題点

 持続化給付金にはさまざまな問題が指摘されています。

 手続きを「お店」に見立てて、「入口」「建物」「出口」に分けて考えてみます。

 業務を受託している組織が不透明という「建物」の問題。

 実際にお金がもらえるまでが遅いという「出口」の問題。

 そして「入口」。

 お店の入口で立ち止まるんだけど、「やっぱり違うのかな。」「私には関係ない。」と素通りしてしまう方が、どうも多くいらっしゃる。

 これは、入口の作り方、看板の出し方に問題があるに違いありません。

 もらえるはずなのに、あきらめてしまう。

 そして、暮らしが追い詰められていく。

 そんなことがあってはいけない。私たち野党は、「入口」をもっと広げるよう、提案していきます。

 野党は3日前の2020年5月28日、政府にコロナ対策の要望書を提出しました。

 その中で、持続化給付金についても、こう提案しています。

「課税対象となるあらゆる業種の個人・団体について、分け隔てなく持続化給付金、税の減免、融資等の対象とすること」

 これは「特別な人のための制度」ではなく「みんなが対象」という制度にはっきりと変えましょうよ、という提案です。

「私なんか、もらえない」

 このイメージは、変えていかなければいけない。

 そして同時に、私、山岸一生は、こうも思います。

 これまでも、たくさんの「私なんか、もらえない」を生み出してきたのが、今までの政治ではなかったのか。

「どうせ、政権に近い人だけがもうかる」

「政治家なんて、私たちの暮らしを見ていない」

 この7年余り、私たちの社会は、政治のもたらした分断によって傷ついてきました。

 「困ったときはみんなで支え合いましょう」という当たり前のことが、とてつもなく難しくなってしまっている。

 今、もう一度「支え合い」を取り戻さなくてはいけません。

 その第一歩が、「私なんか、もらえない」と苦しむ人を、一人でも減らしていくことではないでしょうか。

 私、山岸一生はそう考えます。

 あなたはどう思いますか?

 政府は第二次補正予算をまとめました。

 確かに、金額だけはどんどん膨れ上がっていきます。

 でも、本当に必要な人に、ちゃんと届く仕組みになっているのか。

 複雑怪奇な制度になってしまい、今度もまた「私なんて、もらえない」と思う人が、増えるのではないか。

 「私なんて、もらえない」をなくすために、私たち野党はしっかり提案とチェックを続けていきます。

「私なんて、もらえない」

 そう思ったら、どうぞ立憲民主党と山岸一生に、あなたの声をお寄せください。

 あなたの声が、政治を変える一歩になります。

 政治が変われば、私たちの命と暮らしを守ることができます。

 声をあげよう、いっせいに。

 明日からまた新しい一週間、そして新しい月が始まります。

 皆さんにとって素晴らしい一週間、そして6月になりますように。

 そして「6月の壁」にぶつかる方が一人でもいなくなりますいように。

 立憲民主党の山岸一生でした。

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