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「議員視察」に初めて行ってみた 遊び?仕事?実態は

 みなさん、こんにちは。東京都9区(練馬区)選出の衆議院議員、立憲民主党の山岸一生です。

初めての「議員視察」

 長崎県対馬での山岸一生の取材・調査に、たくさんの反響をありがとうございます。

 前回まで、衆議院内閣委員会の調査団の一員として公務で行った調査と、その前に取り組んだ個人としての「日韓トンネル」の取材、調査を続けてご報告しました。

 2022年8月16日から8月19日の長崎訪問の大半は、衆議院内閣委員会の調査団としての公式日程であり、みなさんからいただいている「税金」で取り組んだものです。

 その調査をご報告し、みなさんから反応をいただけるのは、ありがたいことです。

 ありがとうございます。

「議員視察」のイメージと実情

 ところでみなさんは「議員視察」に、どんなイメージをお持ちでしょうか。

「視察とは名ばかりで、昼間っからどんちゃん騒ぎをしている、議員特権の一種」

 こんなふうなイメージをお持ちの方が、とても多いのではないかと思います。

 実際、テレビや新聞でも、「〇〇県の議員団が税金で大豪遊」などと時おり報じられています。

 中には残念な事例があることは事実です。

 実は私、山岸一生自身、新聞記者だったころに、地方自治体の議員視察の実態を調べたことがあります。

 日程表を見たら「観光先進事例の視察」と称して有名な観光地を巡るという、「それ、ほとんど遊びでしょ?」というような事例もありました。

 また、視察に行った後の報告書を、議会事務局の職員に丸投げで書かせて、議員は「やったふり」というようなケースもありました。

 そのような記憶があったので、今回の衆議院内閣委員会の調査も、事前には「どうなるのかな」という思いがあったのが正直なところでした。

 しかし、それは私、山岸一生の杞憂でした。

 「とても充実していた」というのが、調査を終えた今の感想です。

 8月16日、17日は長崎県対馬で「重要土地規制」や「国境離島振興」の調査。

 8月18日、19日は長崎本土で「経済安全保障」にかかわる半導体産業の調査。

 調査を行ったものはほかにもありますが、いずれも私、山岸一生が所属する衆議院内閣委員会が所管する重要課題の現場を見ることができました。

 さらに言えば、内容的にも非常に「フェア」な視察だったと言えます。

 上に挙げたテーマだけを見れば、重要土地、国境離島、経済安保と、「いかにも政府・与党が推進したい政策」のオンパレードです。

 わかりやすい事例ばかり調べて「ほら、やっぱり大変だ!もっと強い制度、規制が必要だ!」という誘導に使われかねない点を、私も警戒していました。

 しかし、対馬の自衛隊基地の報告でお伝えしたように、「実際はそれほどでもない」という現場のリアルも、隠さず調べることができました。

 半導体の場合も、「とにかく設備投資に国の補助金を」という「いかにも」な話ばかりではなく、企業さん側も議員の側も「それだけで競争力が強まるのだろうか。他の課題もあるのではないか」といった視点で、詳しく質疑応答をすることができました。

 衆議院内閣委員会の調査を終えて全体を振り返ってみれば、政府・与党の「お手盛り」に終わらせず、かなり突っ込んだ調査をすることができた、と言っていいと思います。

 ここは私も委員長や与党のみなさん方の運営ぶりに感謝したいです。

 そして、もちろん、調査を準備した衆議院のスタッフの皆さん、そして何よりも調査に全面的に協力して下さり、余すところなく実情を見せてくださった地元の自治体や自衛隊などの関係機関、各企業の皆さんに深く感謝します。

 本当にありがとうございました。

「議員視察」を意義あるものにするには

 とはいえ、このまま「自画自賛」で終えるわけにはいきません。

 残念な点も、やはりあります。

 それは、みなさんからいただいている「税金」で行われるこうした「調査」「視察」の成果が、十分に社会に還元されているかどうかです。

 視察の成果は、衆議院が発行しているレポートに掲載されたり、議事録に付録として掲載されたりします。

 例えば、この写真は、3年前の沖縄北方特別委員会の視察の報告書です。

 10ページ近くあるかなりの長文で、衆議院のスタッフの方が苦労して作成されたことが想像されます。

 確かに、国会議事録に残すことには、意義があります。

 ですが、こうした報告書の存在そのものをご存知の方が、どれぐらいおられるでしょうか。

 率直に言ってご存知ない方が大半なのではないでしょうか。

山岸一生の提言

 私、山岸一生は、国会議員には「分かりやすく、積極的な情報公開、情報発信」が求められていると思います。

 国会議員の「分かりやすく、積極的な情報公開、情報発信」が不十分で、市民のみなさんに情報が伝わってこないからこそ、市民の皆さんからしたら「国会議員は何か国民から隠れたところで遊んでいるのではないか」と見られることにも、つながっているのではないでしょうか。

 もう3年以上前、私が2019年の参議院議員選挙に初めて立候補したときに「大学院生に教わった、「政治の」無関心」というブログを書きました

 そのブログの一節を再掲します。

大学院生に教わった、「政治の」無関心

 「団体で要望まとめてきてよ」という政治が、これまでの政治でした。

 これには、有権者の側も「どうせ声の大きいところに予算が行くんでしょ」とうんざりです。

 一つ一つの現場、一人一人の声を、きちんと「聞かせてください」という姿勢こそが、政治に求められています。

 このままではいずれ、組織を持たない多くの有権者から、政治は見放されてしまう。

 「いや、すでにそうなっている。与党は業界団体の、野党は労働組合の話しか聞かない。」

 これが、「ふつうの人」の政治へのイメージではないでしょうか。

 「若者の、政治への無関心が問題だ」とよく言います。

 「政治への無関心」。

 これは、逆ではないのか。

 「政治の、有権者への無関心こそが問題だ」。

 私、山岸一生は思います。

 私、山岸一生は現場に飛び込み、お話を伺って、「政治の無関心」を打ち破ります。

改めて、山岸一生の約束

 3年前に思った「政治の、有権者への無関心こそが問題だ」という意識は今も変わりません。

 そして、現場に飛び込み、お話を伺って、「政治の無関心」を打ち破るという決意も変わりません。

 昨日も、妊娠中の女性から、妊娠中に適切な医療を受けることの難しさをうかがう機会がありました。

 元新聞記者・山岸一生は、自分の足で取材、調査したことを分かりやすく、整理して国民の皆さんにお届けします。

 取材、調査してわかった正確な現場の姿を市民のみなさんにお伝えすると同時に、国会議員の活動の実情を明らかにする。

 そのことを通じて、みなさんからいただいた税金で運営されている国会が、どのように機能しているのか(あるいは機能していないのか)をともに考えていただく。

 それこそが、失われた政治の信頼を立て直す、地味だけど大事な一歩だと私、山岸一生は考えます。

 今回、多くの皆さんにブログやTwitterを読んでいただけたこと、多くの反響をいただけたことは、とてもうれしかったです。

 これからも国会活動のリアルな姿をできる限り書き続けて、みなさんにお届けしていきます。

 立憲民主党の衆議院議員、東京9区選出の山岸一生でした。

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