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安倍晋三元内閣総理大臣の「国葬」

 皆さんこんにちは、立憲民主党の衆議院議員の山岸一生です。

安倍晋三元内閣総理大臣にお悔やみ申し上げます。

 皆さんもご存知のように、今日、2022年9月27日、7月に亡くなった安倍晋三元内閣総理大臣の「国葬」が行われました。

 まだお若くして、突然生命を奪われた安倍さんの無念のお気持ちは察するに余りあります。

 改めて、安倍さんとご遺族にお悔やみ申し上げます。

 また、尊い人間の生命を奪う行為はいかなる理由があっても断じて許されるものではなく、被疑者の行為を改めて強く非難します。

山岸一生の「国葬」についての考え

「国葬」には欠席しました

 これも皆さんご存知かと思いますが、本日の安倍さんの「国葬」について、現職・元職の国会議員は招かれていました。

 私、山岸一生も案内をいただきましたが、私は「国葬」を「欠席」しました。

 私、山岸一生は、今回の「国葬」について、問題が多すぎると考えます。

法律上の根拠

 まず、「国葬」を行う法律上の根拠が曖昧です。

 内閣・行政府の行う行事の「全て」に法律上の根拠が必要とは言えませんが、今回の「安倍晋三元内閣総理大臣の国葬」を「戦没者の慰霊式」や「災害の慰霊式」と同列に扱い、「閣議決定」を根拠とすることは無理があります。

費用の問題

 次に費用も大きな問題です。

 内閣は最初は「国葬にかかる費用の概算すら提示しない」というひどい対応。

 立憲民主党をはじめとする野党の行政チェックにより概算費用を提示しましたが、実際には提示された予算でまかなえるとは到底思えません。

 「最初の予算はコンパクトだったのに、終わってみれば莫大になっていた」という東京オリンピック・パラリンピックと同じことになるのではないでしょうか。

岸田内閣は「説明」を努めたか

 そして、私、山岸一生が最も本質的な問題だと思うのが、岸田内閣は「国葬」について国民・市民に「説明」を努めたかという疑問です。

 言い換えれば、「国民・市民を大きく分断する政治状況を招いてしまったこと」自体の問題です。

 私、山岸一生は、8月3日に国葬について、岸田内閣に質問主意書を提出しました。

 特に「国葬について国会で事前に協議を行わなかった理由」を問いました。

 これに対して岸田内閣は、「内閣の権限だけで国葬ができる」という答弁書(回答)を閣議決定しました。

 岸田さんは「国民の理解を得られるよう説明を尽くす」と繰り返しおっしゃいましたが、その発言と閣
議決定には大きなズレがあることは明白です。

 そして 国葬に反対する方に「黙ってろ」と言い放った自民党北海道議の発言や、

https://twitter.com/genkidama2019/status/1563757004006379521?s=20&t=JS8uAgWUYO_uC1UWGzS0DA

自民党二階元幹事長の「(国葬が)終わったら、反対していた人たちも必ずよかったと思うはず。日本人ならね」という発言

をはじめ「国葬に賛成する者だけが日本国民である」かのように「国民・市民を分断する行事」になってしまった。

 また、事前に「誰が国葬に出席するか」「誰が国葬に欠席するか」が大きな話題になり、あたかも「踏み絵」を強いられる状況になったのも「国民・市民を分断する行事」の象徴でした。

 この他にも放送法第4条、会場周辺の学校の授業が中止になったことなど、問題点は数えきれません。

岸田内閣、自民党は民主主義を放棄した

 「国民・市民全員の意見が同じになる」ことはあり得ませんが、説明を尽くして、一人でも多くの方の賛同を得ることに努めるのは民主主義の根幹です。

 岸田さんは「民主主義を断固守り抜くための国葬」と言いますが、今回の岸田内閣、自民党の対応は「民主主義を放棄した」と判断せざるを得ません。

 今回の「国葬」は岸田内閣が強行する「岸田内閣の行事」であり、「全国民の代表」(憲法43条)である国会議員の私、山岸一生が出席するのはふさわしくないと考えました。

今日の私、山岸一生の過ごし方

 国葬を欠席した私、山岸一生は、今日も、日常の政治活動に取り組ませていただきました。

 朝から練馬区・上石神井駅に立ち、地域の皆さんや日本全国からメールで声を寄せてくださる方のお話しをうかがい、午後は国会で、きたる臨時国会の準備や、政策の調査を行いました。

 端的に言えば「いつもと同じ」一日を過ごしました。

 私、山岸一生は、「岸田内閣の行事である国葬」に出席して5時間を費やすのではなく、その5時間を国民・市民の皆さんのための仕事にあてました。

山岸一生の考える「今後」

 残念ながら、「国葬」に至る過程において、様々な問題が明るみに出て、政治は信頼を失ってしまいました。

 この「大きく傷ついた政治の信頼」を立て直すことが私、山岸一生を含めた全ての政治家の責任です。

 私、山岸一生は、衆議院議員になる前の新聞記者だったときに、安倍晋三元内閣総理大臣と食事を共にしたことがあります。

 安倍さんはほとんど食事に手を付けず、熱く政治を語っていました。

 安倍さんと私とは、政治についての思想は違いましたが、安倍さんは情熱と魅力のある方だと感じたことを今でも強く覚えています。

 改めて、安倍さんとご遺族にお悔やみ申し上げます。

 そしてこの日に、「大きく傷ついた政治の信頼」を立て直すことを誓います。

2022年9月27日 立憲民主党 衆議院議員 山岸一生

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