2019/11/08
みなさんこんにちは、立憲民主党・衆議院東京都第9区総支部長の、山岸一生です。
目次
今日のブログでは、私、山岸一生がTwitterで行った、2019年11月8日の参議院予算委員会の実況解説を、まとめてお伝えします。
今日は他用で国会中継解説を途中までしかできませんでしたので、Twitterに載せた文章をほとんどお伝えすることができました。
全文をご覧になりたい方は、山岸一生のTwitterをご参照ください。
「りっけんチャンネル」では、「集中審議」ってなに、いやいやそもそも「予算委員会」でなぜ大学入試の話?そんな疑問を解説しています。
解説は、街頭の9倍速でしゃべっている私、山岸一生です。
今日の参議院の予算委員会の実況解説の前に、一昨日、2019年11月6日の衆議院の予算委員会での審議を振り返ります。
英語民間入試の問題から広がって、国語と数学の記述式試験、本当に大丈夫?と疑問が広がっています。
一昨日の衆議院の予算委員会の質疑では、文部科学省の担当者が、テスト試験をしたところ、「自己採点が正確でないケースが3割あった」ことを明らかにしました。
言うまでもなく、「自己採点」は、大学入試においてとても大切なポイントです。
アルバイトが採点するうえ、採点基準もよく分からない。
自己採点がずれてしまい、大学の二次試験の出願で混乱する。
そんなことが起こるのではないか。
私たち立憲民主党は、英語だけでなく、国語・数学も含め「受験生ファースト」で制度の見直しを求めていきます。
さらに注目なのが、安倍首相の答弁姿勢です。
一昨日の衆議院での審議では、野党共同会派の今井雅人さんが加計学園問題を追及した際、内部告発文書について「あなたがつくったんじゃないの」とヤジを飛ばしました。
安倍首相は自席から発言したこと自体は陳謝しましたが、内容は訂正していません。
もちろん、今井さんが文書を捏造したかのような難癖は論外。
しかし、「誰が作ったか分からないから相手にしない」、この姿勢も問題です。
内部告発文書が報じられた2017年当初、菅官房長官は「怪文書みたいなもの」と言い放ち、さすがに後で修正しました。
安倍首相の時計は2年前で止まっているのでしょうか。
今日の態度に注目です。
それでは、今日の参議院の予算委員会の実況解説を始めます。
参議院の予算委員会、トップバッターは立憲民主党の福山哲郎さん。
2閣僚辞任で「任命責任」の言葉を繰り返す安倍首相に「壊れたテープレコーダーのよう」。
福山さん「責任を取ったことにならない」
安倍首相「私の責任は政策を前に進めること」
福山さん「全く説明責任を果たしていない」
さっそく火花です。
今回の2閣僚の辞任で、国会では予定していた審議ができませんでした。
福山さん「委員会をセットしたものを、内閣の不祥事でひっくり返した。総理は『野党が審議しない』と言うがとんでもない。国会が吹っ飛んだ」
「野党の審議拒否」よく聞いてきました。
「与党の審議拒否」「政府の審議妨害」も同じ。
福山さん「与野党関係なく迷惑がかかっている。国会に責任を負う内閣として、どう思うか」
安倍首相「国会における議論もそうだが、行政にも遅滞があってはならない。後任の大臣を決定した」
福山さん「国会を遅滞させたんですよ、総理」
「あってはならない」と見栄を切るより、現実に起こったことへの責任を。
福山さん、辞職した2閣僚に「セイリンシン」で説明させるよう、安倍首相に求めます。
政倫審、政治倫理審査会です。
国会が、自ら襟を正すための機関。議員の倫理違反行為について審査します。
国会には、実はいろいろな「武器」がある。
でも、使うには与野党の合意が必要。
実際は、与党次第です。
安倍首相、政治家の説明責任について。
閣僚も与党も、と語った後、力を込めて「野党の議員であろうと」と続けます。
一昨日の衆議院でも同じでした。
なぜ、いつもそれを言うのか。
まるで「野党もブーメラン困るでしょ?」と言わんばかりに聞こえます。
「政治家の責任」を、安倍さんに教えてもらうとは…。
福山さんが「もっと国会で議論をしよう」と求めました。
これに対する安倍首相の答弁です。
安倍首相「(日本の首相の国会出席は)1年200時間を超えている。世界で私は最も、圧倒的に多くの時間を質疑に使っ……質疑に応じているわけです」
あっ、言いなおしました。
福山哲郎さん、続いて国語・数学の記述式試験の問題へ。
福山さん「記述式の試験をご覧になったことはあるか」
安倍首相「ない。文科省に任せている」
ここで福山さん、「これです」と安倍首相に資料を渡します。
「ぜひご覧いただきたい」と読んでもらうよう、促します。
ちょっと珍しい景色です。
福山哲郎さん、数学の記述式試験の試行で分かった問題を説明します。
福山さん「試行2回、半分が無回答になるテストは、テストと言わない」「自己採点との乖離が3割。A評価なのに低くC評価が3割いる。AだったのにCと評価した子は、志望校下げざるを得ない。こんなのは試験と言わない。どうするのか」
福山哲郎さん、記述式試験について改めて「試行調査、11月にやられますよね」と続けます。
福山さん「(無回答や自己採点との乖離が) 1,2回目と同じになったら、記述式やめていただけないか。国会で法案出すから、審議してもらえませんか。大臣、やめるべきです。不安を与えるだけだ」
萩生田文部科学大臣の答弁です。
萩生田文部科学大臣「先生の問題意識は十分承知している。結果を踏まえて、採点がしやすい制度を作りたい」
福山さん「結果によって中止していただきたい」
ここで福山哲郎さんの持ち時間が終わりました。
次は立憲民主党の杉尾秀哉さんの質問です。
杉尾秀哉さん。英語民間試験を福山哲郎さんに続き取り上げました。
杉尾さん「政治主導で進められ、政治主導官邸主導で中止になった。受験生は振り回されっぱなしだ。真摯な反省の言葉が聞きたかった」
上から目線の「教育再生」が起こした事態です。
見直しは「受験生ファースト」で。
野党共同会派の徳永エリさん。
政府の「全世代型社会保障検討会議」の議事録削除問題。
徳永さん「公表された議事録から(経団連)中西会長の発言が削除されたのは事実か」
菅官房長官「原則として議事は非公開で、議論の状況の公表は議事録の通りだ。会議の議事録は、民間議員の窓口に送付し確認頂いている」
徳永さん「中西会長は『削除された内容を発言したのは事実だ』と言っている。消したんですね」
菅官房長官「会見で質問があったので、確認したところ、申し上げた通りだった」
徳永さんが「消したんですね」と詰め寄ります。
菅官房長官「いやいや。民間議員の確認を頂いた上でと承知している」
確認の上、消した。
徳永さん「確認したからいいという話ではない。政府は勝手に意見を削除しても構わないのか」
菅官房長官「事務局で勝手に行うことでなく、発言者の窓口に送付して確認を頂いている」
つまり、「発言を削除したもの」をしれっと秘書に送って「確認した」ことにしている?
相手が気づかない限り、日常的にやっているのかも。
質疑の途中でしたが、本日は他用のため、実況解説はここまでとさせていただきました。
大泉学園駅(東京都練馬区)で朝のご挨拶。
改札口に急いでいた男性が、走りながら「頑張れよっ!」と声をかけて下さいました。
ありがとうございます。
朝晩冷え込んできたのでお体に気をつけて、今日もお仕事、頑張ってください。
夕方のご挨拶も、大泉学園駅で。
もし、このブログやTwitterをご覧になって「新聞配ってたメガネのやつか?」と思った方、そうです。
少しだけ、お耳をお貸しいただければ嬉しいです。
もちろん、お声かけいただくのも大歓迎です。
大泉学園駅で夕方のご挨拶では、「これからヘイトスピーチ問題の勉強会」と声をかけてくれる市民の方がいました。
今は別の政党ですが、ともに自民党の古い政治と戦う、先輩政治家とも自己紹介。
練馬の、多様で奥深い市民社会の底力、その一端に触れた夕暮れでした。
練馬駅(東京都練馬区)で朝のご挨拶。
ここのところ、事務所探しでバタバタしています。
ビルの1階で、改装可能で、お手頃で。
そんな都合のいい物件、なかなかありません。
夕方のご挨拶も、練馬駅で。
今日の国会の模様もお伝えしながら、「つながる」政治を街角からつくっていきます。
今夜は練馬大鳥神社の酉の市、一の酉です。
流れてくる祭囃子を聞きながら、熊手を担いで家路につかれる皆さんに、私からも勝手に商売繁盛をお祈りしました。
実験企画ですが、山岸一生のスタッフも「編集後記」の中に1コーナーを設けてみることになりました。
政治の専門家ではないスタッフの声、つまり、「ただの、一有権者の声」がブログにあってもいいのかな、と。
ということで、この項目は山岸一生のスタッフが執筆しています。
まずは初日ですので、スタッフの自己紹介をしてみます。
私が山岸一生のスタッフ(っていうか、アシスタント)になったのは、2019年5月から。
山岸一生が2019年夏の参議院議員選挙への挑戦を決め、立憲民主党の公認をいただいて参議院議員選挙に東京都選挙区で立候補し、候補者になることが決まった頃からです。
私自身は、これといって支持政党もなく、立憲民主党の当職員であったわけでもありませんし、「立憲民主党の支持者」であったわけでもありません(正直に自己紹介しすぎでしょうか、後で叱られるかもしれません)。
とはいえ、現政権への不信感は強く、前回の衆議院議員選挙、総選挙では、結党されたばかりの立憲民主党を支持しましたし、事前の予想を超える議席数にも喜んだことを記憶しています。
ただ、そのときは、次回の衆議院議員選挙、総選挙に挑戦する予定の人のアシスタントになるとは思っていませんでしたが…。
とりあえず初回の自己紹介はこれくらいで。
もちろん素人ですので、山岸一生本人のようなことは書けませんが、素人は素人らしく、そんな1コーナーになればいいかな、と思います。
もし、次回のブログで「スタッフの編集後記」が無くなっていたら、不評だったということで…。
最近は気温も下がって来ましたが、すっかり日が短くなった、夜になるのが早くなった、と感じます。
あなたも感じませんか?
私、山岸一生が参議院議員選挙に東京都選挙区で立候補し、選挙の候補者となってスピーチをしていたときは6月、7月で、「夕方のご挨拶」をしている時間帯も明るかったものです。
今は11月になり、夜になるのが早くなりました。
「夕方のご挨拶」をしている頃は、「夕方」ではなく「夜」。
気温の寒暖差もありますが、皆さんも、体調を崩されませんように。
それでは、立憲民主党、衆議院東京都第9区、衆議院東京9区総支部長、兼、立憲民主党「つながる本部」のコミュニケーション担当の、山岸一生でした。