2024/02/13
目次
私、山岸一生は2024年2月6日・火曜日の衆議院予算委員会で、岸田総理と正面から「自民党の裏金事件」で論戦をさせていただきました。
岸田総理の答弁は、「自民党の裏金事件への現在の認識」や、「岸田総理ご自身の脱法的パーティー疑惑」について、相変わらず他人事のような言いぶりに終始され、本気でうみを出し切るつもりがあるのか、疑問の残るものでした。
一方で、政治の信頼回復には「裏金議員への処分」が必要ではないかと質したことについては、岸田総理からは「手順を踏んだうえで、対応、処分等についても考える」と明快な答弁がありました。
現在、政治は市民の皆さんの信頼を失ってしまっています。
市民の皆さんの「政治に対する信頼」を取り戻すためには「自民党の裏金事件」を看過することはできません。
私、山岸一生はこれからも予算委員会での論戦で、「自民党の裏金事件」について実態解明、責任追及、再発防止策を力強く進めていきます。
なお、予算委員会はたくさんの質疑者(「バッター」と呼びます)が順番に質疑に立ちます。
たまにご指摘をいただくのですが、立憲民主党は「自民党の裏金事件」や「自民党と旧統一教会のつながり」などについて責任追及、批判をしているだけではありません。
石川県の地震の復旧、復興をはじめ、外交、経済、社会保障などの重要問題は国政に山積みしていますが、これらの重要問題については多彩なバッターが役割分担して質問し、立憲民主党も多数の法案を出しています。
しかし、私、山岸一生が重要な国会審議に臨む一方で、2024年2月4日・日曜日から、執拗な事実無根の誹謗中傷を受け続けています。
このような話をするのは本意ではないのですが、きちんとご報告をします。
「時系列」が重要ですので、時系列に沿ってご説明していきます。
まず、2024年2月4日・日曜日に、いきなり、元・自民党の衆議院議員である菅原一秀さん(現在はご自身の犯罪により公民権停止中)が、私、山岸一生を誹謗中傷する、事実無根、 根拠なきポストをX(旧Twitter)に投稿しました。
なお、このポストでは菅原一秀さんは直接「山岸一生」を名指ししていませんが、この後の2024年2月8日・木曜日の投稿により、山岸一生を指すことが明示されています。
(「前回のポストに関して」と明示して、「山岸一生」についてのYouTube動画を紹介しています。)
もちろん、菅原一秀さんがXに投稿したような事実は全くありません。
菅原一秀さんが挙げたのは2019年に発行されたゴシップ誌の記事をもとにしたネット上のうわさ話かと想像します。
しかし、このゴシップ誌の記事は事実無根の全くの誹謗中傷であり、当時、弁護士を通じ、発行元に対して厳重に抗議しました。
発行元に事実無根であることをご理解いただいたものと認め、こちらも矛を収めました。
この菅原一秀さんの投稿は、私、山岸一生に対する名誉毀損に該当します。
次に、冒頭でご紹介したように、私、山岸一生は、2024年2月6日・火曜日の衆議院予算委員会で質問に立ちました。
そこで自民党総裁である岸田総理に「裏金議員を党として処分する考えがあるか」を質しました。
この質問の冒頭に、お名前は伏せたうえで、菅原一秀さんが「政治とカネ」で議員辞職して、公民権停止中であるにも関わらず、現在は平然と政治活動を再開している例を挙げました。
これは「時間が経てば有権者は忘れる」「ほとぼりが冷めるのを待てばいい」という自民党の皆さんの“十八番”の悪しき例として挙げたものです。
今回の「裏金議員」も「時間が経てば有権者は忘れる」「ほとぼりが冷めるのを待てばいい」とタカをくくっているのではないか。
例えば「選挙で公認しない」などの、「処分」が無いと、市民の皆さんの政治に対する信頼を取り戻すことはできないのではないか。
これを「自民党総裁」である岸田総理に質したものです。
前述したように、私、山岸一生の質問に対して岸田総理も明確に「手順を踏んだうえで、対応、処分等についても考える」と答弁されました。
私、山岸一生の質問と、「自民党総裁」である岸田総理の答弁はかみ合っており、誤解の余地はありません。
この衆議院予算委員会での質疑について、菅原一秀さんは2024年2月6日・火曜日・午前11時20分に「山岸一生が、菅原一秀氏を公認しないでくれと自民党総裁である岸田総理に求めた」という趣旨のポストをXに投稿しました。
この菅原一秀さんの主張は明らかに曲解、捏造です。
そもそも、練馬、衆議院東京9区では自民党の次期衆議院選挙の公認候補予定者として、現在、今村ひろふみさんが精力的に活動なさっています。
また、菅原一秀さんはご自身の刑事事件に際して自民党を離党しておられます。
他党のこととはいえ、「菅原一秀さんが次期衆議院議員総選挙で、自民党から衆議院東京9区の公認が出る」ことは、およそ私には想像もつきません。
「想像もつかないこと」を私が「求め」ることは、もちろん、あり得ません。
なお、菅原一秀さんは2024年2月6日・火曜日・午前11時20分に投稿したご自身のポストで「私はお祭に会費として5千円出した件でお咎めを受け、罰金を払い、 自ら議員辞職しました。」と明示なさっています。
しかし、これは菅原一秀さんの「自らが刑事事件で処罰された事実の矮小化」です。
また、菅原一秀さんの事件については、こちらの記事もご参照ください。
起訴状によると、菅原一秀さんは2018年4月~2019年10月、選挙区内の33団体と26人に対し、71回にわたり「祝儀」や「香典」などの名目で現金計53万円、「枕花」や「祝花」の名目で生花計20個(約27万円相当)を寄付したとされています。
このように菅原一秀さんは「71回、約80万円」の違法行為があったとして略式起訴されています。
もちろんこれは「最終的に立件されたものに限って」です。
菅原一秀さんの自らの刑事事件についての発信は「事実の矮小化」と言わざるを得ません。
「取引などを有利に取り運ぶため、正式の金額とは別に陰で相手につかませる金銭」。
これは私、山岸一生が2024年2月6日・火曜日の衆議院予算委員会の質疑でお示しした、広辞苑の「裏金」の定義です。
菅原一秀さんの事件は、これにぴったりと当てはまります。
「自身の選挙を有利に取り運ぶため、陰で相手につかませる金銭」。
菅原一秀さんは「元祖裏金議員」と言わざるを得ません。
しかも、今回の自民党の裏金事件よりも悪質であるとすら言えます。
それは、菅原一秀さんが「地域に裏金をばらまいた」ということです。
政治家同士が裏金をやりとりするのはもちろん違法行為ですが、あくまで政治家の内輪の話です。
ところが、練馬の皆さんに対して、渡してはいけない違法な金品、つまり「裏金」を渡したのが、菅原一秀さんの事件です。
菅原一秀さんの刑事事件でどれだけ多くの練馬の市民の方が、事情聴取を受けるなどの大変な思いをされたことか。
菅原一秀さんの「自分の刑事事件の事実を矮小化する発言」からは、「自分が起こした刑事事件に練馬の地域の皆さんを巻き込んで迷惑をかけた」ことへの反省がまったく見えません。
菅原一秀さんがご自身の公職選挙法違反事件の事実について矮小化する発言をなさるのは、一般的な感覚として「反省が無い」と言わざるを得ません。
菅原一秀さんは、私、山岸一生に対して5年も前に発行元が事実無根と認めたゴシップ誌を元にしたネット上の事実無根のうわさ話を使って事実無根、根拠なき誹謗中傷をなさる。
さらに、菅原一秀さんは、ご自身の公職選挙法違反事件の事実について矮小化した発言をなさる。
また、菅原一秀さんは、私、山岸一生の衆議院予算委員会での質疑を意図的に曲解、捏造しての誹謗中傷、ネガティブキャ ンペーンをなさる。
私、山岸一生から見れば、菅原一秀さんは衆議院議員を6期、閣僚も務めた政治家、そして人生の大先輩です。
しかし、これらの菅原一秀さんのなさる一連の行為は理解に苦しみます。
私、山岸一生は、地元の練馬で菅原一秀さんにお目にかかると、大先輩である菅原一秀さんに必ず声を出してご挨拶しています。
しかし、菅原一秀さんは私、山岸一生にほとんどの場合お返事もくださらず、目を背けて私の前を通り過ぎていかれます。
地元、練馬でも会合に同席しても、秘書の方は丁寧にご挨拶してくださるのに、菅原一秀さんご本人からお声がけいただいたことは、今まで一度もありません。
次期衆議院議員総選挙における東京9区の自民党の公認候補予定者である今村さんや、維新の大河内さんとは、お目にかかると当然ご挨拶もしますし、時間があるときは立ち話もしています。
お二人は次期衆議院議員総選挙で東京9区の議席を争うライバルであり、所属政党や主義主張は異なりますが、同じ「地元練馬」で政治活動をする仲間であり、切磋琢磨する同志だと思っています。
ところが、菅原一秀さんは、お目にかかったときの私、山岸一生の挨拶は無視して、何の会話もしない。
そして、いきなりネット上で私、山岸一生に対して事実無根、根拠なき誹謗中傷や、意図的に発言を曲解、捏造しての誹謗中傷、ネガティブキャンペーンをなさる。
正直に申し上げて、菅原一秀さんの行為は理解に苦しみます。
政治は、人間と人間が対話を通じて行う営みです。
私は、岸田総理と国会で激しい議論をしている時でも「人間・岸田文雄さん」にうらみはありませんし、正直に言って「岸田さんは、なんだか憎めない人だな」という気持ちをもっています。
もちろん所属政党も、政治的な主義主張も違いますから、岸田総理の退陣や政権交代のために全力で国会審議に臨んでいます。
しかし、人生や政治家の後輩としては岸田総理に敬意をもっています。
政治的な立場や主義主張、所属政党が違っても、お互いに敬意をもって、対話を重ねるのが、政治家のすべきことではないでしょうか。
ところが菅原一秀さんは、このような「人間同士の敬意をもった対話」を拒絶されるうえ、いきなりネット上で切り付けてきたのです。
今回、菅原一秀さんから事実無根の中傷を受けて、菅原一秀さんはこのような「人間同士の敬意をもった対話」ができない方なのかと感じています。
正直に申し上げて、人生、そして政治家の後輩として、残念です。
私、山岸一生はネガティブキャンペーンを好みません。
実際に、現在までネガティブキャンペーンを行ってきませんでした。
地元・練馬で演説するときも、菅原一秀さんの刑事事件への言及はなるべく控え、立憲民主党、山岸一生が掲げる政策、前向きな政治構想を語ってきました。
確かに、地域・練馬の方から「もっと菅原一秀氏の『カニ・メロン』の批判をしてよ」「山岸さんは 菅原一秀さんの刑事事件に甘いよ」とご意見をいただいたこともあります。
しかし、「私は、菅原一秀さんの刑事事件の批判よりも、立憲民主党、山岸一生が掲げる政策、前向きな政治構想をお伝えしたいです」とお答えし、現在まで続けてきました。
これは、市民の皆さんから「古い政治を変えてほしい」との願いを託された国会議員、衆議院議員としての責任だと考えているからです。
菅原一秀さんへの批判ではなく、立憲民主党、山岸一生が掲げる政策、前向きな政治構想をお伝えして古い政治を変えたい、政権交代をしたい。
私、山岸一生のこの姿勢は、これからも変わりありません。
しかし、今回の菅原一秀さんからの根拠なき誹謗中傷、事実を歪曲、捏造してのネガティブキャンペーンには、毅然と対応することにしました。
なぜなら、社会に責任ある立場である国会議員、衆議院議員が「事実無根の誹謗中傷」を受け、もし、これに対して沈黙してしまえば、「事実無根の誹謗中傷」の横行を容認することになってしまうからです。
皆さんもご存知のとおり、いま「事実無根の誹謗中傷」や「性被害を訴えた方に対する卑劣なセカンドレイプ」が深刻な社会問題になっています。
現在、これに多くの方が苦しんでいらっしゃいます。
なおさら、菅原一秀さんの「事実無根の誹謗中傷」を受けて沈黙していることはできません。
私、山岸一生は、ネット上での「事実無根の誹謗中傷」が無くなるよう、菅原一秀さんからの「事実無根の誹謗中傷」には、すでに弁護士と協議しています。
菅原一秀さんの「事実無根の誹謗中傷」に対して、毅然とした対応をとります。
そして地元・練馬においては、立憲民主党の支持者の方はもちろん、立憲民主党を支持しない方、自民党を支持する方や維新を支持する方も含め、幅広い地域の方と「顔と顔」を合わせながら、対話を重ねていきます。
みなさん、ともにまっとうな政治を取り戻しましょう。
衆議院議員 山岸一生(立憲民主党・衆議院東京9区選出)