2019/10/08
こんにちは、立憲民主党の、山岸一生です。
目次
昨日に引き続き、今日は参議院代表質問の実況解説をTwitterで行いました。
私、山岸一生の実況中継のツイートをまとめます。
国会をもっと面白く、もっと身近に。
あなたのお役に立てば幸いです。
参議院本会議で、代表質問が始まりました。立憲民主党の 長浜博行さんから。長浜さん、千葉県選出議員でもあり、まず台風15号被害への政府対応を質問。昨日の衆議院で質問した自民党・林さんも千葉県選出でした。
「枝野代議士との重複を避けて伺います」と長浜博行さん。これまでの国会では、次の会派が出てくるたびに同じ質問をする場面も目立ちましたが、共同会派の結成によって、どのように総合力を発揮できるか。質問する議員も試行錯誤している様子がうかがえます。
「外交政策は八方塞がりだ」 日ロ、日朝、日米について、長浜博行さんが行き詰りを指摘しています。安倍政権は7年間にわたり必死に「やっている感」を出し続けてきましたが、成果は全く上がっていません。長期政権の「レガシー」が「自称・外交の安倍」の名前だけなら、国民はいい迷惑です。
長浜博行さん、地球環境問題を取り上げています。国連で演説したグレタさんを紹介し、「良い環境を引き継ぐのは現世代の責務だ」と決意表明。長浜さんは
元環境大臣で、政権の対応の甘さが許せないようです。海洋プラごみ、廃プラ輸出問題へと続いています。
「基準地価の上昇について総理の認識を伺います」。基本的な政府の考えをただす質問が続いています。昨日の枝野幸男さんは攻撃モード全開でしたが、長浜博行さんはトーンが異なります。まず基本姿勢を明らかにした上で、今後の委員会審議で矛盾を突くといった2段構えの議論を描いているのかも。
就職氷河期世代への対応について、長浜博行さん。集中支援で正規雇用者を30万人増やすとの政府方針について、「総花的で、従来の延長線上」と批判。積算根拠をただします。私はロスジェネ世代の一番下ですが、上の世代はもう50歳近くにさしかかります。時間がありません。
選択的夫婦別姓。日本記者クラブでの討論会で安倍総理だけが賛否に手を上げなかったことを、長浜さんが取り上げています。「論」だけでなく、聞き手が「ああそうだね」と場面を描ける質問は、わかりやすい。取り組むつもりがあるか、「権利」としての選択的夫婦別姓を目指す考えはないか、ただしました。
「最後に耳の痛い話かもしれないが、長期政権に弊害について申し上げなければならない」。もりかけ、統計不正、アショアなどを批判。「『長きをもって良しとせず』というよりは、『権力は腐敗する』という言葉で質問を閉じます」。長浜さんの質問が終わりました。
安倍首相の答弁です。台風15号災害について、「政府全体で切れ目のない対応。内閣改造で政府対応が遅れたとの指摘は当たらない」と反論しました。長浜氏の質問に答え、一部損壊の住宅の支援は「恒久的」だと表明しました。
日本海大和堆での北朝鮮漁船の操業は「違法であり危険、問題だ」と首相。昨日の事故では「全員が救助されたとの返答を得た。違法操業は確認されていないこと等から身柄の拘束といった強制措置は行わず、退去させた」。身柄拘束しなかった点については、「弱腰」批判を警戒していますね。
地価上昇について。「オフィス事業、訪日外国人増によるもの」「実需に基づくもので、外資による不動産取得が懸念される状況にはない」。中国人が山を買い占める!と危機をあおってきたのは自民党のはずですが、都心部のマンションを買い占められて高騰するのは問題ないと?
ロスジェネの支援について、「2倍の速度での就業支援を目指す」と首相。「2倍速」って安倍さん、動画再生じゃないんですから。とにかく労働力確保のための経済産業省目線。一人一人に寄り添った視点で進めてもらいたい。
選択的夫婦別姓について。安倍首相「SDGsとは別に、慎重な検討が必要だ」。立憲民主党の 長浜博行さんは、「国連の持続的開発目標(SDGs)に賛同するなら別姓は国際公約なんじゃないの?」との論法で挑んだのですが、これでは肩透かしです。
長浜博行さんの質疑が終わりました。次は自民党・世耕弘一さんです。世耕弘一さんは直前まで経済産業大臣でしたが、秋の人事で自民党の参議院幹事長になりました。首相の腹心であり、改憲に向けた「官邸の代理人」です。早速「総理の人柄にひかれた」とヨイショ連発で気になりますが、ここで解説を終わります。ありがとうございました。
Twitterでは午後の実況中継も行いましたが、ブログが長くなってしまいますのでここまでにします。
興味をお持ちの方は、山岸一生のTwitterをご覧ください。
昨日、そして今日と、国会の代表質問のやりとりを実況解説しました。
代表質問は、国会での論戦の幕開けとなる「キックオフ」です。
「国会なんていつもおんなじ」「どうせ形だけ」そう思われている方がいたら、私たちの伝え方にも反省があります。
国会は、国会議員のものではない、私たちのものです。
私、山岸一生の新聞記者の経験も生かしながら、政治を目指す思いを交えつつ、私たちの国会を全力で「ツダり」ました。
国会をもっと分かりやすく、もっと身近なものに。その一助になれば、幸いです。
それでは、立憲民主党の山岸一生でした。