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政治は練馬から変わる!~2023年4月・練馬区議会議員選挙

 みなさん、こんにちは。立憲民主党の衆議院議員(東京9区(練馬区西部)選出)の山岸一生です。

目次

2023年4月の練馬区議会議員選挙

 2023年4月23日。

 統一地方選挙の一つ、東京都練馬区議会議員選挙が執行されました。

 練馬区議選は即日投開票され、50人の新しい練馬区議会議員が決まりました(と言っても確定したのは翌日、2023年4月24日の早朝でしたが)。

 立憲民主党公認の練馬区議会議員選挙の立候補者は新人2人を含む6人。

 この立憲民主党公認候補6人全員の当選を勝ち取ることができました。

 立憲民主党の公認候補、そして練馬区議会議員の議席をお預かりした6人は、与えられた4年の任期を、力を合わせて働いていきます。

 この2023年4月の練馬区議会議員選挙について選挙翌日から分析をしてきましたが、詳細なまとめが完成しましたので皆さんにご報告します。

2023年4月の練馬区議会議員選挙の投票率

 まず、2023年4月の練馬区議会議員選挙の投票率についてです。

 2023年4月の練馬区議会議員選挙の投票率は、前回、2019年の練馬区議会議員選挙に比べて約1.5%ほど上がりました。

 この投票率の増加を投票した方の人数に換算すると、約1万人の増加にあたります。

 2019年の練馬区議会議員選挙からこの4年間、コロナ禍や物価高を経て、より多くの練馬区民の皆さんが政治を「自分ごと」と感じて、それぞれの思いを込めて、投票に足を運んでくださったのだろうと思います。

 政治に携わる者、衆議院議員として、私、山岸一生はこの事実を重く受け止め、これからも一層働いていきます。

2023年4月の練馬区議会議員選挙の選挙結果

 次に、2023年4月の練馬区議会議員選挙の選挙結果についてです。

練馬政治の「地殻変動」

 2023年4月の練馬区議会議員選挙の選挙結果は、練馬政治の「地殻変動」とも言える事態となりました。

 議席獲得状況を3点でまとめると、

  1. 自民党は議席を減らした。そして、公明党は歴史的大敗と言える結果だった。
  2. 立憲民主党は公認候補、立候補した6人が全員当選し、手堅く成長した。
    立憲民主党以外のリベラル系の立候補者の皆さんも安定した結果だった。
  3. 日本維新の会、国民民主党が政権批判票の一定の受け皿となった。

 と言えると思います。

自民党、公明党

 2023年4月の練馬区議会議員選挙の結果、自民党は、選挙前の18議席から15議席になりました。

 2023年4月の練馬区議会議員選挙の結果、公明党は、選挙前の11議席から7議席になりました。

 このように、2023年4月の練馬区議会議員選挙の結果、自民党、公明党はそれぞれ大幅に議席を減らしました。

 この結果、練馬区の区長与党の自民党、公明党の両党を足しても22議席で、過半数の26議席を割り込むこと
となりました。

 区長与党の自民党、公明党が過半数を割るという議席のバランスが大きく崩れたことで、今後はより緊張感のある練馬区議会をつくることができます。

立憲民主党

 また、私たち立憲民主党は、新人2人を含む、公認候補者6人全員の当選を勝ち取ることができました。

 立憲民主党の公認で立候補した全員が練馬区議会の議席をお預かりすることができたのは大きなことです。

 選挙前、私たちの会派「練馬区議会立憲民主党」の所属議員は4人でした。

 2023年4月の練馬区議会議員選挙の結果、私たち立憲民主党は、議席を着実に増やすことができました。

 立憲民主党の公認候補、立候補した6人のなかでも、けっして私たち野党にとって楽ではない情勢の中で手を上げてくれ、強い志を持って活動してきた新人候補者の2人が上位で当選できたのは、本当に心強いことです。

 新人候補者はとかく「風頼み」と言われがちな中、光るものがありました。

石森愛候補

 石森愛候補は、6,070票を獲得。

 「女性の声が政治を変える」として、男女ともに政治に声を上げやすい社会を目指します。

 各地からのボランティアやご家族も、駅前でマイクを握る、新しい選挙スタイルでも注目されました。

たかはし純候補

 たかはし純候補は、4,194票を獲得。

 事前の情勢ではたかはし純候補はまさに当落線上、横一線の激戦の中にありましたが、終わってみれば上位当選。

 練馬区関町東に住み、練馬区南部で重点的に活動し、半年で5,000軒近くを訪ね歩く地域密着の活動が花開きました。

2023年4月の練馬区議会議員選挙の練馬区政への影響

 では、これらの2023年4月の練馬区議会議員選挙の結果が、今後の練馬区政にどう影響するのでしょうか。

 まず、これまで練馬区議会では自民党、公明党の両党が圧倒的な第1会派、第2会派でした。

 慣例により第1会派から選出される練馬区議会議長と、第2会派から選出される練馬区議会副議長を、自民党、公明党の両党が独占してきました。

 今回、2023年4月の練馬区議会議員選挙の結果、公明党が大幅に議席を減らしたことにより、今までの状況が大きく変わることとなります。

 私、山岸一生は、立憲民主党の練馬区の地域における責任者である「立憲民主党東京都第9選挙区総支部長」として、練馬区議会、練馬区政をより緊張感のあるものにするため、2023年4月の練馬区議会議員選挙で議席をお預かりした6人の仲間の練馬区議たちと力を合わせて努力します。

 もちろん、立憲民主党だけの力では限界があります。

 幅広い友党、友好議員、市民の皆さんともよくお話をしながら、私、山岸一生自身が先頭に立って、練馬区議会刷新のために汗をかいていきます。

 それと同時に、やはり議席を増やした維新の皆さんと、「どう競い合い、どう向き合うのか」という課題も避けて通れません。

 その上で、私、山岸一生が、ぜひ強調させていただきたいのは、大事なのは「政局より生活」ということです。

 2023年4月の練馬区議会議員選挙の結果、議席、練馬区議会議員のバランスが変わり、これから激動する練馬区議会の中では、様々な駆け引きや交渉ごとが行われるでしょう。

 政治家による「交渉」そのものは、民主主義の大事なプロセスです。

 政治家による「交渉」を否定するものではありません。

 ただ、なんのために「交渉」を行うのか、「目的」を見失ってはいけない。

 今回、2023年4月の練馬区議会議員選挙の結果は、練馬区議会を練馬区民の皆さんの手にお返しする、大きなチャンスです。

 より緊張感のある練馬区議会をつくり、前川練馬区長にも練馬区民の声をよりはっきりとお届けし、風通しのいい練馬区議会にする。

 そのことによって、一部の「声の大きい人」だけが関与する練馬区議会から、幅広い練馬区民の皆さんの生活を守る練馬区議会に変えていく。

 これこそが、多くの議席をお預かりした私たち立憲民主党の責任だということを、練馬区民のみなさまにお約束します。

山岸一生の見た「希望」

 最後に、この2023年4月の練馬区議会議員選挙で私、山岸一生自身、気づかされたことがあります。

 その大きな「希望」について皆さんにお伝えします。

 冒頭、「投票率が上がった」と書きましたが、実はこのことが選挙結果に直結しました。

 投票率が上がったことで、投票総数が増え、「当選ライン」も上がりました。

 その結果、従来通りの当選ラインで、組織の力で「完璧な票割り」をしていた公明党が、11人の立候補者中、4人の立候補者が落選するという「壊滅的な打撃」を受けることになりました。

 「強い組織票を持つ組織は、投票率アップに弱い」ということを、まざまざと示しました。

 「極めて強い組織」ほど「環境の変化に弱い」。

 皆さんの会社や学校でも、なじみがあることだと思います。

 ここから得られる教訓は、以下のように表現することができると思います。

  1. 「内を固める」より「外に出る」。
  2. 「現状維持」でなく「リスクを取って挑戦する」。
  3. 「組織の強さ」より「一人ひとりの意志」。
  4. 「指示・命令」ではなく「連帯・共感」。

 いずれも、私、山岸一生が、そして、私たち立憲民主党が目指す政治・政党の方向性です。

 そして、私、山岸一生は、これが、日本社会そのものの明日の方向性でもあると考えます。

 「投票率が上がった」と言っても、わずか1.5ポイントです。

 しかし、その「わずか1.5%の投票率の上昇」で2023年4月の練馬区議会議員選挙の結果は劇的に変わりまし
た。

 私、山岸一生は責任者ではないのでひと言述べるにとどめますが、練馬区の隣、杉並区でも同様の事態がありました。

 有権者の皆さん100人のうちでお2人、いやお1人でもいい。

 わずかな有権者の方が投票所に足を運び、「清き一票」を投じてくださる。

 これだけで、政治はガラッと変わります。

 繰り返しになりますが、これは「空想」や「架空の実験」ではありません。

 「わずか1.5%の投票率の上昇」で2023年4月の練馬区議会議員選挙の結果は劇的に変わった、という確かな実例を見ることができました。

 私たち新世代の政治家の役割は、一人ひとりの有権者の皆さんとつながり、ともに一歩を踏み出していただけるような動きをつくっていくことだと、改めて胸に刻みました。

 これからも、あなたの声を形にしていきます。

 立憲民主党はあなたです。

 それでは、山岸一生(衆議院議員・立憲民主党・東京9区選出)でした。

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