2019/11/26
みなさんこんにちは、立憲民主党・衆議院東京都第9区総支部長(衆議院東京9区の立候補予定者)の、山岸一生です。
目次
今日のブログでは、野党が合同で開いた「桜を見る会追及本部」のやりとりの実況解説を、東京9区、練馬区からお伝えします。
例によって今日のブログも長いですが、毎回「これ以上のまとめはない」という渾身の思いで実況解説をまとめています。
よろしかったら、今回も最後までお付き合いください。
シュレッダー問題、今日の桜を見る会の野党調査本部では詳しく取り上げられました。
今回は、この部分を中心に、私、山岸一生の実況解説をまとめます。
まずは、立憲民主党の黒岩宇洋さん。
黒岩さん「招待者名簿1万5千人相当の名簿(廃棄に必要な時間が)“1日2日”という概念でないことが現場に行って分かった」
5月9日の、招待者名簿の廃棄に至る経緯について、まず確認しています。
これについて内閣府、どう説明するのか。
内閣府「作業は2時間程度。その理由は、招待状を持ってこなかった方について
(桜を見る会の現場で)照合しながらチェックすることもあり、複数、冊子を置いていた。ダブルクリップを外したり(する作業が)必要で、2時間の作業時間を置いたということだ」
資料の多さ、さらに作業が通常より長めだったと説明を続けます。
内閣府「(作業を)短時間勤務の方にお願いしていた。15時までに作業をやるような必要があった。(このような)制約の中で(桜を見る会の)4月22日から(招待者名簿の廃棄は)5月9日になった」。
作業についても「障がい者雇用の方にお願いしており、若干の時間を見させていただいた」として、2時間が必要だったと言います。
そして「問題」の5月9日。
共産党の宮本徹さんが桜を見る会について問い合わせた5月9日。
内閣府は、まさにその日に名簿を廃棄した。
内閣府「(名簿を廃棄したのは宮本議員の)質問の『前か後か』だが、5月9日の午後の早い時間帯だ」
これに対して、「宮本議員の質問の後じゃないか」と声が飛びます。
内閣府の担当者、呼吸を整えて、「(名簿を廃棄したのは宮本議員の質問の)『あと』です」と認めました。
これは、「証拠隠滅」を認めるのか?
内閣府「シュレッダーをかけたのは人事課だ。どう情報が伝わったか。まず宮本先生から控室のほうへ、それが12時過ぎだったと承知している」
「控室」とは各省庁が国会内に持っている“出先”です。
各省庁が、議員から質問を聞くことなどの窓口になっています。
その控室は、当然すぐ、議員から質問があったなどの情報を各省庁の本庁に送ります。
内閣府「(控室から)官房総務課に伝わる。先生の資料要求、人事課に伝えなくても、総務課だけで答えられることばかりだったので、人事課には速やかに伝えていなかった」。
内閣府は、情報伝達は総務課どまりと説明します。
内閣府「12時に宮本先生から我々の控室が(質問を)取ったが、これが人事課に伝わったのは、資料廃棄の時点ではなかった」
総務課で答えられる内容だったから、招待者名簿を持っている人事課には伝えなかった。
人事課に伝わったのは、資料廃棄の時点より後だった、という内閣府の説明でした。
これには質問した共産党の宮本徹さん、怒ります。
宮本さん「辻褄があわない」
宮本さんにはこの時点で「質問の答え」などこなかった。
総務課で答えられるから人事課に伝えなかった、との内閣府の答えに納得しません。
内閣府「(質問が来ていることを)知っていた者が廃棄したわけではない。(質問が来ていることを)知らない中で招待者名簿の廃棄が行われた」
山井和則さん「事実として、『宮本議員の質問の直後に招待者名簿は廃棄された』という関係でよいか」
内閣府「時間の流れと言う意味ではそうだ」
シュレッダーの使用時間などの記録は残る。
でも、総務課から人事課への電話連絡は残らない。
内閣府はここを「防衛ライン」にする作戦かな。
小西洋之さん「なぜ大慌てで連絡しないのか」
内閣府「控室からいろいろな連絡が来るので、直ちにアクションするのは当時の状況としてなかった」
内閣府「時間の流れとしては、昼休みが終わって13時、(宮本議員の質問の)中身を見て人事課に連絡するのか検討しなくてはいけない中で、人事課に伝えることは速やかにはしなかった」
内閣府の「廃棄部署は質問通告を知らなかった」との答えに、山井和則さんが言います。
「一般的には失礼ながら『証拠隠滅』と言うのではないか」
内閣府「人事課の職員は質問要求が来たと知らなかったので、証拠隠滅、無いものにしようという(意識で行ったも)のではない」
黒岩さんが「招待者名簿を捨てた人は、宮本議員の質問が来ていたことを知らなかったと立証して」として次の問題へ移ります。
続いて、ジャパンライフ会長が桜を見る会に出席していた点について。
ジャパンライフ会長は「総理枠」の招待で出席していたのではなかったのかと議員が指摘しています。
国民民主党の原口一博さん「どこで紛れ込んだのか、調べる責務があるじゃないか。分かるでしょ。(整理番号)60番、誰ですか、総理でしょ」
内閣府「繰り返しだが、廃棄…」。
紛糾します。
原口さん「すると毎年、整理番号を変えるのか?総理(招待枠)は今年は50番だが来年は60番とか、変えるのか。ずっと同じでしょ?」
内閣府「毎年毎年、数字を覚えているわけではない」
ここで、共産党の田村智子さんが「(整理番号)60~63は官邸枠じゃないですか」と業者への仕様書をもとに詰めます。
内閣府「60~63がそういうふうに書かれているのはその通りだ。その当時、そういう区分はどう決めたのか。そこは本当に分からない」
内閣府の言い分は、「60~63は官邸枠で業者に発注したが、本当にそうだったかは分からない。」
日本の公務員が、そんないい加減な仕事をしているはずはありませんが。
立憲民主党の石垣のりこさんが「政治家枠の名簿が保存されていたサーバー」など資料を要求しています。
調査本部(調査チーム)は毎回、議員が最後に「宿題」を出して、次回は「宿題返し」から。
宿題の出題時にきちんと質問を詰めておかないと、きちんとした答えが出ないことが多いです。
こうやって一つ一つ、細かく特定することから。
最後に、山井和則さん、ジャパンライフ会長の「総理招待」の疑いについて、念押し。
山井さん「安倍事務所の方に『区分いくつですか』と聞けば即、返ってくると思うので、次回までに。安倍総理、明恵夫人も『60』なら、ジャパンライフ会長は、やっぱり安倍総理(枠だとなる)」
宿題が次回につながる。
「桜を見る会野党調査本部」が終わりました。
今日の政府の説明をまとめます。
後者2点は、さすがに破綻していると思います。
シュレッダー問題では政府の防衛線が判明しました。
今日は野党の「宿題」の出し方にも工夫がありました。
野党の調査チーム・調査本部には「官僚いじめ」「中身なし」という批判がつきものですが、間違いなく進歩しています。
問われているのは、いつも「紋切り型」でまとめてしまうメディアの方かも?
みなさんこんにちは、立憲民主党・衆議院東京都第9区総支部長(衆議院東京9区から立候補する予定者)の、山岸一生のアシスタントです。
Twitterで、候補(前にも書きましたが、山岸一生のことを、アシスタントはこんな感じで呼んでいます。実際には「候補」でも「候補者」でもなく「総支部長」「候補予定者」に過ぎませんが、身内の略称です。)も書いていましたが、山岸一生の東京9区での活動拠点となる事務所が決まりました。
まだ、ほとんどなにもない状態ですが、ここを拠点に、東京9区の皆さんとつながっていければいいと思います。
カーテンと机が欲しいです。
それでは、立憲民主党、衆議院東京都第9区、衆議院東京9区総支部長、兼、立憲民主党「つながる本部」のコミュニケーション担当の、山岸一生でした。