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桜を見る会追及チーム・11月29日

 みなさんこんにちは、立憲民主党・衆議院東京都第9区総支部長(衆議院の、東京9区の、立憲民主党の立候補予定者)の、山岸一生です。

目次

「桜を見る会」追及チーム・2019年11月29日

 今日のブログでも、野党が合同で開いた「桜を見る会」追及チームのやりとりの実況解説を、東京9区、練馬区からお伝えします。

 前回も書きましたが、正式名称が「追及チーム」、「追及本部」などいろいろありますが、やっている内容は、「事実を調べて、国民の皆さんに明らかにすること」。

 なので引き続きこの、山岸一生ブログとTwitterでは「調査チーム」と呼ぶことにします。

 今日は、もう一度。

 やっている内容は、「事実を調べて、国民の皆さんに明らかにすること」。

 例によって今日のブログも長いですが、毎回「これ以上のまとめはない」という渾身の思いで実況解説をまとめています。

 なお、毎回のお断りですが、速記の性格上、趣旨は押さえていますが、一言一句が発言通りではありません。

 ご了承の上ご覧ください。

 よろしかったら、今回も最後までお付き合いください。

ジャパンライフ問題について

 今日は、ジャパンライフ問題の弁護士さんが来ています。

 ジャパンライフは「オーナーに商品を売り、商品はジャパンライフが預かってレンタルに回して、年6%の配当金を払う」という触れ込みだそうです。

 弁護士さんは「自転車操業の詐欺商法だったことが分かっている」と指摘。

 弁護士さんはジャパンライフのビジネスを、「(出資金を)食いつぶす非常に単純な詐欺商法だ」と断言しました。

 被害者の方の切実な声も読み上げています。

 私たちの国は「消費者庁」という役所も設けています。

 私たちが安心して買い物ができる、それで日本経済は回っていく。

 国には消費者を守る義務があります。

 山井和則さんが「東北地方の匿名の被害者の方」(Aさんとします)に電話をします。

 Aさんが電話で被害を話してくれます。

Aさん「私はジャパンライフで、今までコツコツためた老後資金を全部、盗み取られてしまいました。結婚してから(夫婦)2人で貯めた大事な大事な、これから使わねばいけないお金を、根こそぎ(ジャパンライフに)持っていかれてしまった」

 電話越しに、ジャパンライフの被害を語ってくれている匿名のAさん。

Aさん「「桜を見る会」とか、(ジャパンライフの)山口会長が安倍首相の写真も見せたのを、目に焼き付いています」

 Aさんから、「桜を見る会」と安倍首相の名前が出てきました。

Aさん「「桜を見る会」とか、山口会長が安倍首相の写真も見せたのは目に焼き付いていますし、ジャパンライフは安倍首相やみんなとグルになって、私たちみたいな田舎の正直者をだましてきたんです。国の責任でもあると思う。消費者庁の注意を受けたのにもかかわらず、『何の心配もないです』と言って。『資産を増やしなさい』と言って、20回、200万や400万とか、貯金が満期なものなど。4200万という大金を、これから老後のためにと思って貯めたお金がすべて無くなり、年金で(今の生活を)つないでいる状況」

 Aさんの悲痛な叫びは、さらに続きます。

Aさん「主人は入院して2か月になろうとしています。年寄りたち、本当に途方に暮れています。なんとか安倍首相も、自分の利益のために山口会長と。国の責任でもあるので、なんとか、よろしくお願いします」

 山井和則さんが、悲痛な叫びをあげるAさんに問います。

山井和則さん「ジャパンライフの山口会長が 『桜を見る会』の話をした?」
Aさん「そうです。『招待状が来ているんだよね』と言って、皆さんの前で100人以上いたかもしれない、見せられております」
山井さん「(招待状を)見ると信用しちゃった」
Aさん「はい。全国的にすごいものなんだなと感じて、何の心配もなく」

 続けてもうお一方、Bさんの証言です。

Bさん「安倍首相の案内状を(ジャパンライフの山口会長が)会場で(見せて)、『私はこれだけの国会議員と関係ができる、信用のある者だ』と誇らしげに話していたのを鮮明に覚えている」

山井さん「桜を見る会の招待状は(ジャパンライフにお金を払う)判断の参考になったか」
Bさん「参考になったと思う」

 「桜を見る会」の招待状を、ジャパンライフ側が宣伝に使っていたとの証言が続いています。

 政府がジャパンライフに「お墨付き」を与える結果になってしまっていた。

 感想を求められた弁護士さんがコメントします。

弁護士さん「シンプルな預託詐欺だ。(政府が)そういう(詐欺業者の)信用を高めるようなことはあってはならない」

 消費者庁が、ジャパンライフへの処分の経緯を説明します。

 2014年から2015年には、消費者庁の職員がジャパンライフに天下りして処分された。

 そして、消費者庁は2016年12月から、ジャパンライフに4度の行政処分を出しています。

 ジャパンライフの山口会長が「桜を見る会」に呼ばれた2015年はかなり緊迫した局面だった。

 ジャパンライフには起死回生になったでしょう。

 また、このジャパンライフの件は、今日の参議院の地方創生及び消費者問題に関する特別委員会で、共産党の大門実紀史さんが時間軸を詳細にして質問しています。

整理番号「60」について

 ジャパンライフの山口会長が参加した招待状の整理番号「60」の謎はまだ説明されていません。

 今日もやり取りが続く。

 共産党の田村智子さんが聞きます。

田村智子さん「招待区分の担当者に聞けばいいじゃないか」
内閣府「平成27年当時に作った職員はおります」
原口一博さん「その方に、60~63を(誰の枠か)確認してもらえませんか」
内閣府「承知しました」
原口さん「山口会長の受付表には『60-2357』とある。4桁は整理番号。2357ということは、1,000を超えているじゃないですか。どう理解すればいいか。担当者に聞いてください。(「60」で呼んだのが)1,000人なら、(整理番号が)2357まで行くんだろうか。60が総理枠であれば、(実際に訪れたのは)4,900人ではないか」
内閣官房「担当者に聞いて(総理枠は)『1,000』と。付番は、宛名の発送のためのものなので、意識はなかった」
原口「(1,000ではなく)もっとたくさんの人を招待しているんじゃないかなと思うので、確認いただいていいか」

 次回への宿題になりました。

 国民民主党の矢田わか子さんが問います。

矢田さん「警備体制を強化したというなら、リストの中にそういう(反社会的な)人が紛れ込んでいるかのチェックはしているか」
警察庁「頂いた情報をもとに確認してございます」

 ということは、警察は以前から「桜を見る会」が、魑魅魍魎の集う「虚栄の市」に堕落していた疑いを知っていたのかな。

11月29日の「桜を見る会」追及チームで明らかになったこと

 「桜を見る会」野党調査チームが終わりました。

 今日のポイントをまとめます。

ジャパンライフについて

  • 匿名の方が電話証言してくださった。ジャパンライフの山口会長は「桜を見る会」の招待状や、安倍首相との写真を見せて、信用度をアピール。被害者の方の声「ジャパンライフは安倍首相やみんなグルになって、私たちみたいな田舎の正直者をだましてきたんです」
  • 消費者庁によると、ジャパンライフへの行政処分にあたり、政治家からの問い合わせはなかった。
  • 2014年から2015年に、ジャパンライフと消費者庁の間で天下り問題が発生。ジャパンライフへの行政処分は2016年末から。問題の「桜を見る会」はその間にあたる2015年だった。

整理番号「60番」問題について

  • 内閣府は、2015年に区分表を作成した職員に「60~63」の整理番号の意味を確認すると約束した。
  • ジャパンライフ会長の招待状の整理番号は「60-2357」。夫婦参加が前提のため、仮に「2357」が通し番号なら、4,700人ほどが「60」枠で参加していた可能性がある。従前に示されている「総理の招待枠は1,000人」の根拠と整合性について、さらに調査する。

 今日もお付き合いいただきありがとうございました。

編集後記

山岸一生アシスタントの編集後記

 みなさんこんにちは、立憲民主党・衆議院東京都第9区総支部長(衆議院東京9区から立候補する予定者)の、山岸一生のアシスタントです。

 一人の有権者として、今日の「桜を見る会」追及チームも動いた感じを受けますし、次回、どのような「宿題の回答」が出てくるのか気になるところです。

 ただ、なんというか今回は「政権側の問題」が多すぎて、多岐に及び過ぎて話しが広がりすぎているのも気になるところです。

 「前夜祭問題」や「シュレッダー問題」を忘れてしまいそうになりますし。

 そのあたりは、ばっちり、候補が「りっけんチャンネル」で解説していますので、そちらもご覧いただければと思います。

 さて、今日は、候補(毎回書いていますが、山岸一生のことを、アシスタントはこんな感じで呼んでいます。実際には「候補」でも「候補者」でもなく「総支部長」「候補予定者」に過ぎませんが、身内の略称です。もちろん、「山岸一生」なり「山岸」と記すべきですが、「編集後記」ということで、お許しいただければと思います。)の内輪話でもしてみようかな、と。

 候補の良いところ、山岸一生アシスタントをしていて良いところだな、と思うことはたくさんありますが、その一つは「候補への意見の一致」を求められないことです。

 実際のところ、候補とアシスタントと、意見や考えが違う場合ももちろんあります。

 「あの意見、おかしいと思う」「私はあの政治家さん、好きになれない」なんていう違いは実際、あります。

 でもそういうときでも「候補の意見に絶対服従だ」みたいなことはないです。

 私はこれがごくごく当たり前のことだと思うわけですが、ウワサによるとそうではない政治家さんもいらっしゃるそうなので…。

 ただ、人手不足ですので任務は激しく激務です…。今日も、いま、26時…。

 あ、候補、私の名刺を作っていただきたくお願い申し上げる次第です。

山岸一生の編集後記

 お正月用の鏡餅が搬入されているのを見ました。

 今年ももう、あと一月で終わりますね。

 お餅は、あなたはどのようにして食べるのが好きですか?

 私は…。駅頭や街頭でお目にかかったときや、イベントでお話しするときにぜひ聞いてみてください。

 すっかり寒くなりました。

 週末がお休みの方も、お仕事の方も、素敵な週末をお過ごしください。

 それでは、立憲民主党、衆議院東京都第9区、衆議院東京9区総支部長、兼、立憲民主党「つながる本部」のコミュニケーション担当の、山岸一生でした。

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