2019/11/12
みなさんこんにちは、立憲民主党・衆議院東京都第9区総支部長の、山岸一生です。
目次
今日のブログは、野党が合同で開いた「桜を見る会」追及チームの様子をお伝えします。
私、山岸一生が普段行っている国会審議の実況解説とは異なりますが、有権者の皆さんの関心の高いテーマなので、野党の動き、明らかになった事実を、少しでも早く、お伝えしようと思ったためです。
いつものように、Twitterをまとめてお伝えします。
全文をご覧になりたい方は、、山岸一生のTwitterをご参照ください。
野党合同の取り組みに期待すると同時に、注文も。
内閣府のお役人を叱り飛ばすのではなく、1つでも2つでも新たな事実を明らかにしていく。
国会議員は、そんな姿勢で取り組んでもらいたいです。
まずは、立憲民主党の黒岩宇洋さんです。
共産党の田村智子さんはじめ、各党のメンバーを紹介しています。
黒岩さん「今日もじゃんじゃんワイドショー繰り広げていたが、『度が過ぎる』『えこひいき』と出ていたが(そういう次元ではなく)総理の違法行為の可能性が高い」
「公選法(公職選挙法)と政治資金規正法に抵触する疑いが濃厚。税金の目的外使用になれば財政法にも触れる」
「本来は国に功績のあった方を呼ぶのが趣旨。逸脱し、後援会で数百人規模を招待し、無料で飲食、大盤振る舞いしたとなれば、法の趣旨からして公選法、買収に相当する可能性が高い」
「一つ一つ事実関係を解明していく。外堀は客観的事実で埋める、あとは総理が答えるしかないという状況を作る。通常国会まで長期レースになる」
長期戦で臨むと表明。
黒岩さん、官庁の担当者に呼びかけます。
黒岩さん「皆さんの責任追及ではない。ひとえに、安倍総理が公的行事を私物化したのかだ」
先週の参議院予算委員会で、この問題を取り上げた共産党の田村智子さん。
田村さん「野党は情報共有し、あいまいにしない。私の質問にお答えいただいていない。終わらせられると安倍総理は踏んだかもしれないが、(そうはいかないことが)怒りの世論で分かる。私たちの税金で何をやったのか、国民の怒りがある」
まず、「桜を見る会」の「前夜祭」として、安倍首相の後援会の皆さんが集ったパーティーについて。
5,000円の会費で、はるかに高額な供応をした場合、買収にあたる可能性があるか、詰めています。
総務省の担当者は「一般論として」としたうえで、「買収罪の一つの要素にはなる」。
今日は「桜を見る会」の参加者名簿について大きなポイントになりました。
内閣府「(「桜を見る会」の参加者)名簿は会の終了をもって(廃棄)、全て保存すると個人情報が膨大。保存期間1年未満で、遅滞なく廃棄。今年の名簿も(同じだ)」
黒岩さん「いつ廃棄したのか。紙か電子か。バックアップも全く存在しないか」内閣府「文書、電子媒体、いずれも廃棄した。日付は手元で持っていない」
各府省から推薦が上がり、それを内閣府がまとめる仕組みだと政府は説明しています。
では、「桜を見る会」の参加者はどのように推薦されてくるのか、経緯を検証しようとしています。
田村さん「文書でお願いする?大体何人ぐらいとかも書いてあるのか?」
内閣府「内閣府の中のお話でよろしいか。それぞれの部署にお願いしている」
田村さん「文書でか」
内閣府「文書です」
文書を出すよう求めたのに対しい、内閣府の答弁。
内閣府「それについても、取りまとめた段階で(廃棄)」
議員から驚きの声が上がっています。
議員たちは、名簿は無くても、内閣府が「こういう基準で何人ぐらい推薦してくださいね」という各府省へのお願い文ぐらい残っているのでは、とたずねています。
これについても「廃棄済みだ」、と内閣府。
小西洋之さんが突っ込む。
小西さん「内閣府内の推薦依頼、昨年度のはあるか」
内閣府「1年ごとなので廃棄済みだ」
しかし、毎年同じようなお願いをしているはずで、「ひながた」もないのはちょっと不思議。
国民民主党の奥野総一郎さん。
奥野さん「毎年同じものが作れる(ようにしているはず)。毎年ゼロベースで変えるは考えにくい。そんなずさんな行政なのか」
続けて、せめて各省庁や各分野ごとに「枠」があるのか、聞いています。
内閣府「その有無も、そのプロセスに関するので、私どもの取りまとめにかかる事務の適切な遂行に支障を及ぼすので」
複数の議員「何の支障もないよ!」
参加者の選考プロセスを一切、明らかにしようとしません。
どうしてでしょうか。
内閣府「(プロセスを明らかにすると大勢の人から)参加したいと要望があるかもしれない。頻発すると、事務が増加したり、円滑な実施が困難になると考えている」
立憲民主党の山井和則さんがずばり「安倍総理枠はあるのか?」
内閣府「内閣府で最終的に取りまとめている。個々の招待者は個人情報で、従来からお答えを控えている」
山井さん「実態は、省庁でなくて安倍後援会を通せばフリーパス」
「省庁の推薦」と言っているが、実態は違うのではないかとの指摘。
小西さん「省庁だけですか。そのルート以外では出てこないの」
内閣府「各省庁からの意見『など』を踏まえ、内閣官房内閣府において取りまとめている」
議員から「『など』ってなんですか」と突っ込みが入ります。
「など」は官庁用語。
実態は、「など」のほうが大きかったり、重要だったりすることがよくあります。
小西さん「内閣府・内閣官房から、政治家の事務所に(推薦を)依頼することはありますか」
内閣府「政治家の先生に直接と言うのは…」
小西さん「事務所には?」
「(別の人を介することはあるが)直接依頼することはない」「(問い合わせはしたが)依頼はしていない」と言う、ごはん論法が見え始めました。
ここで、国民民主党の原口一博さん、少し切り口を変えます。
原口さん「総務省の『桜を見る会』の推薦名簿(の保存期間)は、内規で何年か」
総務省「規則では栄転表彰に関する事項で、「10年」となっている。どういう文書まで保存しているかは、ちょっと手元にない」
原口さん「(総務省は)いずれにしても10年、なぜ内閣府に行くと1年未満になるのか」
総務省ではこの手の文書は10年分、保存しているのだそうです。
ところが内閣府・内閣官房の分は「1年未満で廃棄」。
「政治家案件」だけはさっさと処分することにしているのかもしれません。
ここは、内閣府の文書管理の基準が知りたいですね。
議員が、基準を出すように求めています。
原口さん「桜を見る会について、総務省が200人ぐらい(推薦し)10年残しているものを、内閣府が1年はおかしい。(内閣府の)規則を出して」
内閣府「お出しできるような、きれいなものではない」
議員「汚くてもいいよ」
「きれい」にする必要はない。
「間違えて」「消えたり」「変わって」しまうかもしれませんし!
ここで、資料が配られています。
公文書の保存期間に関する内閣府の規定のようです。
原口さん「園遊会の名簿は『1年』。今年の春の名簿は1年だから、残っていなきゃおかしい。この解釈で間違いないか」
内閣府「様々な行事が入っている。行事の推薦については持ち帰らせてください」
原口さん「桜を見る会の推薦、1年と書いてある」
内閣府「持ち帰らせてください」
田村さん「廃棄した、発送した名簿は1年未満だから廃棄した。でも内閣府自身の推薦枠がある。内閣府の推薦については1年だから、これあるでしょう」
内閣府「本当に申しわけございません。持ち帰らせて」
政府はこれまで「名簿はない」と言っていましたが、詳しく見ていったことで、違う可能性が出てきました。
たしかに1万6千人もの招待状リストは「1年未満」で残っていないのかもしれない。
ですが、内閣府自らが推薦したリストは「1年保存」が内閣府が自身で作っている規則では?
だったら、「1年は保存なのだから今年の春の名簿はあるはず」。そんな疑問です。
内閣府内の推薦名簿は残っているのではないか?との問いに、「持ち帰らせてください」と繰り返す担当者。
小西さん「もう総辞職だよ」
内閣府の推薦名簿には、他省庁と違う「政治家枠」があるはず。
それが「1年保存」のはずなのに廃棄されていたら、大問題。
残っているなら、出してもらって検証しなければ。
野党合同の「桜を見る会」追及チームが終わりました。
分かったことをまとめます。
次の焦点が見えてきました。
内閣府・内閣官房に、自身の推薦名簿が残っているかどうか、ですね。
「政治家枠」があるとしたら、ここ。
今日のやり取りを聞く限り、仮に残していないならば、推薦名簿の保管期間は「1年」となっている以上、規則違反になるはずです。
明日は、「その文書管理規定は別のもので…」なんて言い始めるでしょう。
継続的なチェックが必要です。
今日は1時間にわたり、野党追及チームの動きをお伝えしてきました。
ファクトを積み上げる、いいやりとりが多かったと思います。
なお、紹介した発言は、私、山岸一生の速記のため、趣旨は押さえていますが、一言一句の正確性は保証できません。ご了承ください。
また、速記の性格上、Twitterでは誤字が複数あったこともお詫びします。
ブログにまとめる際に、できる限り修正しました。
Twitterに誤字のご指摘のリプライをくださった方、ありがとうございます。
本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
今日は、光が丘駅(東京都練馬区)前で、朝のご挨拶をしました。
人手不足でなかなか、ご挨拶をしている自分の写真を撮れません。
セルフィーはまだ苦手です。
Twitterでご提案をいただいた、「山岸一生の写真を撮った方にブログでご提供いただく」のを導入してみようかな。
夕方の光が丘駅でのご挨拶は早じまいして、光が丘警察署に来ました。
ご安心を、事件に巻き込まれたのではありません。
夕方のご挨拶中、ご高齢の男性が「警察はどこ?」
お話しをうかがうと財布を無くされたそうで、土地勘もなくお困りだったので、光が丘警察署までお連れしました。
夕方のご挨拶は早じまい。
お会いできなかった方がいたらすみません。
お財布、見つかりますように!
昨夜、石神井公園駅(東京都練馬区)で大学生の方から「若者の政治参加に興味がある」と話しかけていただきました。
ちょうど、今度の日曜日、11月17日に、立憲民主党が「オイシイ!? おしゃべり会議 HUNDRED」をホテルフクラシア晴海で企画しています。
こちらがきっかけになればうれしいです。
私も参加します。
多くの方のご参加をお待ちしています。
明日、11月13日は、午前7時30分から中村橋駅(東京都練馬区)で朝のご挨拶の予定です。
朝夕のご挨拶、まず快速停車駅から始めてきましたが、明日からは各駅停車の旅です。
今回のブログでは、山岸一生が参議院議員選挙に立候補し、立憲民主党の公認候補者となった頃の話しを雑記で述べてみようかと思っていましたが、今日はブログ本文が長文のうえに、中身も重要かと思いますので、私の駄文は次回に持ち越します。
不評につき1回で打ち切りになった、ということではないです。たぶん。
ただ、今回の「桜を見る会」の疑惑。
私も日本で暮らす一人の有権者として、率直に「ひどいな」という印象をもちました。
事実が一つ一つ、丁寧に明らかになっていくことを望みます。
私が毎日、朝晩のご挨拶をしている練馬区に限らず、東京の並木道も、徐々に色づいてきました。
が、日本は今、季節外れの「お花見」の真っ最中。
まるでソメイヨシノの狂い咲きのように、「桜を見る会」疑惑が満開です。
野党の国会議員たちはぜひ、一つずつファクトを積み上げていってほしい。
何が起こっているのか、何が問題なのか。
私は、政治を目指す一人の有権者の立場で、少しでも分かりやすく、あなたとお話していきたいと思います。
私たちから離れてしまった政治を、「あなたにつたえて」「あなたとつなげて」行きます。
まずは、日々の街かどから。
それでは、立憲民主党、衆議院東京都第9区、衆議院東京9区総支部長、兼、立憲民主党「つながる本部」のコミュニケーション担当の、山岸一生でした。