2019/11/13
みなさんこんにちは、立憲民主党・衆議院東京都第9区総支部長の、山岸一生です。
目次
今日のブログは、昨日に引き続き、野党が合同で開いた「桜を見る会」追及チームの様子をお伝えします。
今日のブログも長いですが、「これ以上のまとめはない」という渾身の思いでまとめていきます。
よろしかったら最後までお付き合いください。
菅官房長官は今日の午前の記者会見で「政治家枠」を認めました。
「桜」を隠すなら森の中、「総理枠」を隠すなら「政治家枠」の中へ。
ここから総理を守るため、自民党議員のカミングアウトが続く予感。
「ええ、昔からみんな推薦してましたよ。安倍さんはちょっと多いけど、でも総理ですから。」
また萩生田文部科学大臣は、「文部科学省の推薦リストは10年保存だ」と国会で述べました。
萩生田文部科学大臣の答弁については、昨日の野党調査チームでも総務省が同じような説明をしていました。
つまり、内閣府に推薦する側の省庁のリストは「10年保存」。
だけど、受け取った側の内閣府・内閣官房は「1年未満」だからすでに廃棄した、としています。
次のようなことが考えられます。
内閣府は、内閣府・内閣官房の「身内」からの推薦リストについても、廃棄したとしています。
でも、内閣府も一つの省庁ですから、このリストは、他省同様10年保存であってもおかしくない。
少なくとも、省庁によってまちまち。
だとすると、きれいさっぱり廃棄している、とは限りません。
現場には、リストが残っているのではないか。
1万6千人分の名簿はないにしても、内閣府・内閣官房が内閣府に推薦した分は、残っている可能性があります。
「政治家枠」「総理枠」があるとしたら、ここしかない。
ことは、総理による有権者買収の疑いすらありうる事案です。
徹底した調査が必要です。
この問題は、金額の多い・少ないの次元ではありません。
が一応、金額もおさらいを。
「桜を見る会」の予算は1,700万円台ですが、実際の費用は5,000万円を超えていました。
1万6千人のうち850人が「総理枠」とすると、約5%。
つまり年300万円近くの税金が、総理の後援会接待に充てられたことになります。
2014年、小渕優子経済産業大臣が辞職した事件を、覚えておられるでしょうか。
後援会を観劇旅行に招待したのに、費用より少ない額しか会費を集めていなかったのでは、と指摘されました。
差額が有権者買収にあたる可能性があり、小渕優子さんは大臣を辞任しました。
この時の、会費と費用の差額が、年約1千万円でした。
また、安倍総理の後援会の皆さんが集った「前夜祭」についても、問題になっています。
ホテルニューオータニで、会費5,000円の夕食会。
ホテルニューオータニは、立食パーティーでも1万1千円からです。
大口なので、ある程度は割引が効くのだろうと思いますが、それにしても…。
皆さんはどう思いますか。
ホテルの宴会の相場、どれぐらいでしょう。
同じホテルニューオータニで政治資金パーティーを開いた石破茂さんの場合、会場費1,066万円を支払っています。
確かこの時は、今回の会場の「鶴の間」より一回り小さい、「芙蓉の間」だったと思います。
850人から5千円集めても400万円。
残りは誰が払ったのでしょうか。
そして、さらに驚きのニュースが夕方になって飛び込んできました。
「桜を見る会」来年は中止に。
安倍総理に責任が及びそうになったら、慌てて中止する。
ずっとこうでした。
2015年の新国立競技場の白紙撤回も、ついこの前の大学入試の英語民間試験の延期も。
これを「危機管理」と思っているのかもしれませんが、自分の身を守るための支離滅裂な政権運営こそ、最大の「政治の私物化」なのではないでしょうか?
そんな思いをいだく夜です。
あなたはどう思いますか?
それでは、前置きが長くなりましたが、今日の実況解説をお届けします。
野党の調査チームが始まりました。
直前、夕方の官房長官会見で衝撃の知らせ。
来年の桜を見る会、中止。
立憲民主党・黒岩宇洋さん「70年近く歴史のあるこの会を中止。安倍政権が自ら供応まがいのこと、しっちゃかめっちゃかやって、歴史ある会をなくしてしまう。無責任、傍若無人な体質が現れた」
共産党・田村智子さん「来年度これまでの予算の3倍超を要求しておきながら、火の粉が降りかかりそうになると中止。徹頭徹尾、私物化だ。こんなやり方は許せない」
そして、官僚の皆さんに一言。
「右往左往されている(官僚の)皆さんも気の毒だ。皆さんもお付き合いする必要ないですよ、こんな私物化している総理に」
まずは、昨日の会合で積み残しだった件の確認から始まります。
保存期間「1年」の文書もあるのでは、との指摘に、内閣府の回答。
1年保存は、「内閣府主催の行事」に限るのだそうです。
例えば震災追悼式、即位礼正殿の儀だといいます。
「関係行政機関と協力して行うもの」の文書の保存期間は「1年未満」だということです。
「政治家枠」について。
今日の会見で菅官房長官が認めていますが、内閣官房の担当者が説明しました。
「長年の慣行として、官邸・与党に対して推薦依頼を行っている」
どよめきが広がります。
国民民主党の原口一博さんが問います。
原口さん「内閣府に(推薦名簿を)内閣官房が渡している、正しいか」
内閣官房「内閣官房としての推薦を入れている」
原口さん「枠は何人か」
内閣官房「枠の設定はありません」
議員「今年何人か」
内閣官房「名簿を廃棄しているので分かりません」
議員「昨年は」
官房「昨年も分かりません」
内閣官房は、官邸と与党からの推薦を出していた。
では、「総理枠」は?
内閣官房「総理室、事務所に最終的に確認して推薦をいただいています。」
「安倍晋三事務所」ということでしょうか?
内閣官房「我々は事務的に総理室を通じて。総理室でとりまとめとは思わないので、事務所かと」
安倍総理は「自分は推薦に関与していない」と、田村智子さんに対して、国会答弁しています。
立憲民主党・山井和則さんの指摘。
山井さん「虚偽答弁ですね」
内閣官房「総理ご自身、ご存じない可能性もある」
官僚の方、無理に推測して安倍総理を守らなくてもいいですよ。
見ていてつらい。
内閣官房「その先、安倍事務所に問い合わせをしてという形だと思いますが、総理室から(リストが)帰ってくるので、反映している」
ここまでの質疑で、流れが見えてきました。
内閣府
↑7
内閣官房
↓1 ↑6
官邸総理室
↓2 ↑5
安倍晋三事務所
↓3 ↑4
地元後援会
と、名簿ができ上がっていくと。
ご覧になっている端末によって表示が乱れている可能性がありますので、この部分だけ元ツイートを引用します。
山井さん「中止は、『功労のない友人も含めて後援会の人はみんな入れていました』と事実上認めたことを意味する。となれば、選挙区内の人を大量に、無料で飲み食い、接待をされた」
山井さん「一般論として、自分の選挙区内の有権者数百人に無料で飲み食いさせた場合は、公選法(公職選挙法)違反の疑いがあるのではないか」
総務省「昨日も言ったが、買収罪については、特定の選挙の目的(で行った場合)と定められている。ただ、それ以上の部分は、お金の動きは一切ないので」
語尾を濁しました。
山井さん「公選法違反の疑いがある」
議員が問います。どなたか確認ができませんでしたが、国民民主党の斉木武志さんかな。
斉木さん「主催者=安倍晋三議員=候補者が供応をする。参加者は総理のおかげでこの飯と酒とお土産をもらっている認識があったら、公選法違反が成立しないか」
総務省「仮定の話なので控える」
この手のやりとりは、やはり難しいですね。
続いて原口一博さん、「『民主党時代にやったじゃないか』と鬼の首を取ったように言うんだけど」と言って、民主党政権時代の書類を読み上げます。
「同じ人が連続して招待を受けることがないよう配慮しなさい」
「国民から疑惑を持たれないように考慮しなさい」
こういう注意事項があったといいます。
さて、現在はこの文面、変わっているのでしょうか?
「総理枠を優先しなさい」なんて、書いてあるのでしょうか。
内閣府は、現在のマニュアルは廃棄したので確認できない、と言います。
今朝の今朝まで、来年度の開催の準備をしていたはずですが、何もないそうです。
調査チームが終わりました。
開始直前に来年の「桜を見る会」の中止が決まる異常事態の中で、緊迫したやりとりでした。
分かったことをまとめます。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
なお、実況解説は速報性を優先しているため、趣旨は押さえていますが、一言一句そのままではありません。
ご了承の上、ご覧ください。
また、誤字のご指摘もありがとうございます。
より良いものになるよう、努力していきます。
政治家は、選挙区内の有権者に金品をばらまいたり、お酒をおごったりしてはいけません。
戦前の日本では、選挙買収が横行しました。
お金持ちばかり政治家になり、私たちの暮らしは良くならない。
だから、お金があってもなくても「志」だけで勝負できるように、選挙買収は厳しく禁じられています。
私のように、会社を辞めた元サラリーマンでも、「衆議院議員選挙に立候補しよう」「参議院議員選挙に立候補しよう」「地方自治体の議員選挙に立候補しよう」といった挑戦ができる。
本当にいい仕組み。
その足元が、脅かされています。
こんな当たり前のことを、わざわざ語らなければいけなくなるなんて。
それでも、私たちの社会のルールはシンプルです。
選挙買収をしたら「総理も国会議員も」続ける資格はありません。
総理に責任が及んだら慌てて中止。
ずっと同じ。
4年前の新国立競技場も、先日の英語民間試験も。
これは「危機管理」じゃない。
保身のための支離滅裂な政権運営であり、究極の「政治の私物化」です。
非を認めた以上、内閣総辞職に値する事態です。
私は一人の立候補予定者として、今の自分にできることを精いっぱいやります。
みなさんと一緒に、声をあげ続けます。
「桜を見る会」は私たちに、政権の「散り際」の醜さを教えてくれています。
今朝は、衆議院東京9区の中村橋駅(東京都練馬区)で、東京都練馬区議の沢村信太郎さんとともに朝のご挨拶。
沖縄出身の方から、沖縄のことを一緒に考える政治家に、と熱い思いをいただきました。
夜も衆議院東京9区での地元活動。
今夜の中村橋駅では、高校の先輩はじめ多くの方にお声がけいただきました。
比較的若い方に多くチラシをお取りいただけたのがうれしい。
練馬は、若い世代も元気な街。
明朝、2019年11月14日・木曜日は7時30分から、西武新宿線の上石神井駅(東京都練馬区)で朝のご挨拶。
西武新宿線沿線では、初めてのご挨拶です。
微妙な話しですが、私は「スタッフ、というより、アシスタントなんじゃないか」と思い、今日は「アシスタント」として一筆。
昨日のブログに引き続き、今日のブログも内容が重いので私の駄文は控えます。
今回の「桜を見る会」の疑惑には、一人の有権者としてますます「ひどいな」という印象を強くしています。
一人の有権者として、今回の疑惑が決定的に大きな問題だな、と思うのは二つ。
一つ目は、安倍総理自身の「選挙区の有権者の買収に該当する行為ではないか。」という、総理大臣どころか衆議院議員としての進退に関わるものであること。
二つ目は、昨日の自民党の二階幹事長の「誰でも議員は選挙区の皆さんに機会あるごとになにかできるだけのことを呼びかけて、ご参加いただくことに配慮するのは当然ではないかと思う」との発言。
公職選挙法222条に該当して、5年以下の懲役・禁固となるのでは。
支持政党の差異を超えて、これは看過できないと思うところです。
私、山岸一生が、衆議院東京都第9区総支部長となり、練馬区でご挨拶を始めてから、今日が7日目です。
まだ7日、なのか、もう7日、なのか、随分密度の濃い一週間だったと思います。
この7日間、毎日、練馬区議の沢村信太郎さんと共に朝のご挨拶をして参りましたが、沢村さんは、明日から金曜日まで練馬区議会の委員会視察で不在です。
沢村さんとご一緒できない心細さも正直あるところですが、ご挨拶している写真はどうしようか。
一緒にチラシを配ってくださる方、山岸一生の写真を撮ってくださる方、もしいらっしゃったらご一緒くだされば幸いです。
それでは、立憲民主党、衆議院東京都第9区、衆議院東京9区総支部長、兼、立憲民主党「つながる本部」のコミュニケーション担当の、山岸一生でした。