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おそすぎる経済安保報道~法案審議とメディアの「ズレ」を乗り越える~

衆議院議員の山岸一生です、ブログの更新が久しぶりになってしまいました…。

 皆さん、こんにちは。立憲民主党・東京都9区選出の衆議院議員、山岸一生です。

 ブログの更新が少々久しぶりになってしまいました。

 もう少しブログの更新も増やしたいと思います。

「経済安保」法案の審議をご存知ですか?

 現在、「経済安保」法案の参議院における議論が大詰めを迎えています。

 私、山岸一生は、法案を所管する内閣委員会の一員として、衆議院での議論に参加してきました。

国会での「法案審議」とメディアの「報道」の「ズレ」

 この「経済安保」法案をめぐるメディアの報道を見ていて、国会現場での感覚と「ズレ」を感じて
きました。

 そのズレとは、「報道の立ち上がりが遅すぎる」ということです。

 この法案が衆議院内閣委員会に付託されたのは3月17日。

 4月6日に内閣委員会で採決され、4月7日に衆議院を通過しました。

 一方で、例えば朝日新聞デジタルが「経済安保」という連載を始めたのは4月1日。

 すでに衆議院での議論は終盤でした。

 また、ある有識者グループから提言をいただいたのは採決直前で、すでに立憲民主党の法案審査は終わっ
た段階でした。

 こんなこともありました。

 私自身、衆議院内閣委員会で「経済安保ビジネス」の闇をえぐる質疑を何度も行いました(質疑の模様は衆議院のウェブサイトからご覧いただけます。例えば3月25日の衆議院内閣委員会の審議はこちら。)。

 しかし、その時点で取材に見えたメディアは1社のみ。

 法案が衆議院を通過した後、メディア4社の記者の方から「あの質疑について聞かせてほしい」と取材を
いただきました。

 取材をいただくことは大変ありがたいのですが、「もっと早くに注目してくれていれば…」との思いはぬぐえません。

 皆さんご存知のように、私は新聞記者から衆議院議員になりました。

 こうして、新聞記者から国会議員になった私が、一つの法案の審議につぶさに関わってみて思うのが、「リアルな法案審議の戦いの流れと、報道や世論の関心の盛り上がりに、大きなタイムラグがある」という事実です。

 正直に言って、私も記者であったころには、このズレに気が付かなかった。

 衆議院議員となって、法案審議にとことん関わってみて、初めてわかりました。

国会での法案審議にタイムリーに関心をもっていただくためには

 とはいえ、ただズレを嘆いても仕方ありませんし、現場の記者に「不勉強」と言ってみても何も変わりません。

 問題は、この“ズレ”をどうすれば減らせるのか。

 言い換えれば、いかにして、早い時期から、現場の記者や世論に関心を持っていただけるのか。

 現在、私が思いつくだけでも、二つのやり方がありそうです。

事前の情報発信

 まず、事前の情報発信です。

 具体的には、「今週の国会審議の見どころ」を野党側から記者にブリーフをする。

 幅広く審議での質問案を募ったり、審議資料を事前に公表したりして、有権者の皆さんに審議を知ってもらう。

 また、私が以前やっていた「国会実況解説」のように、国会審議をオンタイムで可視化することも有効でしょう(今は衆議院議員としての仕事に忙殺されていてできませんが…)。

 道路交通法の改正の審議も行いましたが、なかなか内容をお伝えすることができません。

審議の内容充実

 さらには、審議の内容充実です。

 国会質疑も正直、ピンキリです。

 「これは議員の個人の趣味だなあ、自己満足だなあ」という質疑も、時にあります。

 必要なのは、見ていて面白くためになる質疑。

 そのためには、ファクトを積み上げる「調査力」、粘り強くただしていく「質問力」、さらに審議をドラマのように盛り上げていく「脚本力」も、必要になりそうです。

SNSの活用

 以上のいずれも、SNSが大きな武器になります。

 例えば、法案審議の資料を事前にアップし、質疑の「予告編」をSNSでお伝えする。

 そして、国会議員が良い質疑をすれば、有権者の方が「国会つだり」で拾ってくださる。

 そのことによって、メディア、記者も何が「争点」なのかに気づき、早い時期から報じてくれる。

 こうした好循環を作れれば、国会での法案審議がホットな時期に世論を喚起し、より有効な修正案を
政府与党に提案し、法案を改善する、ということにも現実味が出てきます。

 今回、「経済安保」法案の国会審議で痛感しました。

国会での法案審議には、あなたの力が必要です。

 法案審議は「生き物」です。

 政治が「遠いところ」、自分たちとは「縁遠いところ」にある、選挙の投票率が上がらない、と嘆いていてもはじまりません。

 そのライフサイクルを見極めて、急所を撃つ、効果的な戦い方を考えたいと思います。

 皆さんと遠い「国会」で「国会議員」だけが政治を論じていても仕方ありません。

 有権者の皆さんの「政治への無関心」を嘆くのではなく、私たち国会議員から皆さんに「政治」をお伝えしていく。

 そのためには、あなたの力が必要です。

 あなたの力をお貸しください。

 立憲民主党衆議院議員の山岸一生でした。

山岸一生の編集後記

 ゴールデンウィーク、大型連休も今日が最終日です。

 ゆっくりくつろいだ方、楽しいイベントがあった方、そしてゴールデンウィーク、大型連休だからこそお仕事がお忙しかった皆さん。

 たくさんの課題におわれた学生の方もいらっしゃると思いますし、資格試験の直前で勉強に必死だった方もいらっしゃると思います。

 皆さんにとって、素敵なゴールデンウィーク、大型連休であったことをお祈りしています。

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