話す山岸一生

山岸一生が安倍晋三首相の内閣改造の本質を読み解く

山岸一生新聞2019年9月13日号

強引組閣 にじむ弱気

 安倍晋三首相は2019年9月11日、内閣を改造しました。改造の狙いを、山岸一生さんが分析する3回目は、強気の影に垣間見える「弱気」。野党はどう立ち向かえばいいのでしょうか。

東京、選挙お助け入閣?

 2回にわたって分析してきました。「チェック&バランス」をないがしろにした、非常に危ない改造であること。一方で小泉進次郎氏の話題を効果的に使い、メディアを躍らせるテクニックには磨きがかかっていること。

 皆さんには悲観的に聞こえたかもしれませんが、立憲主義の回復を目指す私たちにとってはチャンスでもあります。なにしろ先方がわざわざ、ここまで政権担当能力に「欠ける」布陣を敷いてくれたのですから。

 昨年の改造も、「在庫一掃内閣」と呼ばれました。昨年「売れ残った」人には、それぞれ、もっともな理由があります。その方々が、今回多く選ばれました。男子三日会わざれば刮目して待つべし、とは言いますが、「売れ残った」方々が1年間で大きな進化を遂げられたとは、聞いていません。新内閣は、ガバナンスの利かない危なげな船出となることは避けられないでしょう。

 政権もそのことが分かっているのではないか、という節もあります。東京都からは萩生田氏(衆院当選5回、東京24区)と菅原一秀氏(衆院当選6回、東京9区)の二氏が初入閣。同じく待機組だった平沢勝栄(当選8回、東京17区)、井上信治(当選6回、東京25区)の両氏は起用されませんでした。

 前の2人と後の2人には共通点があります。前回衆院選での得票です。萩生田氏と菅原氏は、野党が候補者を統一していれば敗れた可能性が高い。一方、平沢氏と井上氏は手堅い戦いです。

 つまり東京では、失速を見越して、次の選挙が危ない人の入閣を優先させた、との見方もできるのです。「選挙お助け入閣」というわけです。この組閣には、強引な面と、意外な弱気と、二つの顔がのぞいていると言えるのではないでしょうか。

 7年間の長期政権の果てに誕生したのは、かつて一年間で崩壊した「おともだち内閣」の原風景でした。だからこそ、強気と弱気とが混在している、というのが私なりの読み解きです。

 いずれにしても、極めて内向きの組閣であることは間違いなく、それは国民にとって不幸です。私たちは、一刻も早くこの内閣の問題点を明らかにし、政権交代を求めていきます。そのために私も、目の前の現場で汗をかきたいと思います。

山岸一生新聞編集後記

 皆さん、こんにちは、立憲民主党の山岸一生です。

 私、山岸一生は、2019年の参議院議員選挙を東京選挙区で立候補し、戦いました。

 今日は、その「東京」に着目して見てみると、改造の意外な側面が見えてきて…というお話です。

 一生新聞の更新がおろそかになっていましたが、今回の改造への評価と対応は、これからの私、山岸一生の政治活動の基礎となるものです。早いうちに記しておいた次第です。

 今後ともご愛読をよろしくお願いいたします。

ネット番組「デモクラシータイムス」さんに出演

 ネット番組「デモクラシータイムス」さんに出演させていただきます。

 今夜(2019年9月13日)、収録です。

 朝日新聞の大先輩でもあるジャーナリスト山田厚史さんの司会で、内閣改造やこれからの野党について語り合います。

 配信日が決まったら、改めてお知らせします。

 それでは、立憲民主党の山岸一生でした。