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立憲民主党の新しい執行部について、両院議員総会で質問しました

 みなさん、こんにちは。

 今日は私のTwitterのプロフィールに風船を飛ばしている、立憲民主党の衆議院議員(東京都9区(練馬区)選出)の山岸一生です。

目次

立憲民主党の新しい執行部が決まりました

 報道などでご存知の方も多いと思いますが、立憲民主党の新しい執行部が2022年8月26日・金曜日の立憲民主党の両院議員総会で決まりました。

https://twitter.com/CDP2017/status/1563083511015231489?s=20&t=0kuRZSbHQripZ7_jD061BQ

 私、山岸一生はこの両院議員総会の場で、異例のことながら発言の機会を得ましたので、みなさんにご報告します。

立憲民主党の新しい執行部について

 両院議員総会ではまず、泉健太代表が人事案を提案しました。

 その内容は、

  • 日々の党務の意思決定を行う「執行役員会」のメンバーは12人から9人にスリム化する。
  • 新しい「執行役員会」のメンバーは、岡田克也幹事長、安住淳国対委員長などベテラン重視の顔ぶれで、男女については男性が7名、女性が2名。

 というものでした。

両院議員総会で発言の機会を求めました

 その後、通常ですと両院議員総会では質疑応答は無いのが慣例で、議事は採決に移ります。

 もちろん異例なのは承知していましたが、私、山岸一生は、採決の前に挙手をして発言の機会を求めました。

 昨年、2021年の衆議院議員選挙で初当選した、同期の鈴木ようすけさんが「挙手していますよ」とアシストしてくれ、両院議員総会長の川田龍平さんが、私、山岸一生が発言することを許してくださいました。

山岸一生の発言

 私、山岸一生は、両院議員総会で、おおむね以下のような趣旨をお話ししました。

 「新執行部のジェンダーバランスについて発言させていただきます。昨年の代表選で、泉代表は『執行役員を男女半数ずつにする』と公約されました。その通り、前執行部は、男女同数でした。もちろん、人事は“適材適所“なので、男女が厳密に『5:5』になるときもあれば、『6:4』や『4:6』になるときもあると思います。ただ、立憲民主党が目指す方向として、パリテ、ジェンダーバランスを男女同数にすることについて『ぶれることはない』とぜひ泉代表に明確にしていただきたいと思います。」

 泉代表は昨年の代表選で、執行役員を男女半々にすると公約しました。

 そして実際に、発足した泉執行部では、執行役員は男女6人ずつの計12人としました。

 この時は、「男女同数の泉体制」としてメディアにも取り上げていただきました。

 今回は、執行役員全体が9名に減り、割合は男性7人、女性2人。

 大きく陣容が変わりました。

 泉代表からの人事提案では、このジェンダーバランスの変化について、言及がありませんでし
た。

 私、山岸一生は、「前回はあれだけ宣伝したのに、女性が減った時には何も言わないとなると、誤ったメッセージになるのではないか」との懸念をいだきました。

 そこで、異例のこととは承知しつつも、両院議員総会で挙手をし、発言の機会をいただいたのです。

泉代表の回答

 議事の進行の関係で、まず、人事を承認しましたが、その後で泉代表から再び発言がありました。

 泉代表の発言は、「今日は執行役員のみだが、これから決めるほかの役員・候補者について女性を積極登用したい。」と、泉代表らしい力強さと優しさのあふれた笑顔で、力強い回答がありました。

山岸一生の提言

 私、山岸一生は、政治にとって「不都合な事実こそ、難しいテーマこそ、厳しい局面こそ、丁寧に丁寧に説明
する」姿勢が、とても大事だと思っています。

 「執行部のジェンダーバランスについて、男女同数を実現した都合の良い時は盛んにアピールするけれど、女性が減ったらそのことはスルーしてしまうんだな…」。もしも万が一、有権者の皆さんにこのように映ってしまったら、どうでしょうか。

 私、山岸一生が東京都議補選や参議院議員選挙で一緒に戦った立憲民主党の仲間である、東京都北区議会議員のうすい愛子さんのツイートを引用します。

https://twitter.com/AikoUsui/status/1563111109766197249?s=20&t=0kuRZSbHQripZ7_jD061BQ

 立憲民主党の議員であるうすい愛子さんも懸念をもっている。

 そして、このうすい愛子さんのツイートについた多くのリプライを拝見したり、「Like」が1,500以上(本ブログ執筆時点)でついている。

 全てはご紹介できませんが、他にも懸念をもった立憲民主党の仲間の発信を見ました。

 もちろん、泉さんに「執行部のジェンダーバランスの男女比を半数ずつにする、パリテを目指す」ことをやめるという意図がなかったことは、後に女性の積極登用に言及されたことからも、明らかだとは思います。

 ですができれば、この話題は私、山岸一生が質問して発言するのではなく、泉さんに冒頭にしっかり発言していただきたかった。

 「今回は結果的にこの男女比となったが、パリテを目指す意思は全くぶれない」というような発言が冒頭に泉代表からあれば、より力強いメッセージになったと思います。

 立憲民主党は、男女はもちろん、性別・職業・地域・障がいなどあらゆる面において、多様なバックグラウンドを持つひとりひとりが参加し、議論し、引っ張っていく政党です。

 私、山岸一生は、これが「立憲民主党らしさ」の一つだと思います。

 また、「立憲民主党の目指す方向性がわからない」とのご批判をいただきますが、「多様性の実現」は「有権者の皆さんに示すべき『立憲民主党が目指す社会像』」の一つだと思っています。

 政策も、国会質問も、もちろん人事も、すべての局面において「多様性」を有言実行していくことが問われています。

 その点で今回、私、山岸一生が人事の提案を聞いて若干の懸念を抱いたことは事実です。

 しかし、通常は質疑を行わない両院議員総会で、異例ながら発言の機会をいただき、私、山岸一生の質問に対して、泉代表が力強いコメントを述べられた。

 このプロセスそのものが、「立憲民主党らしさ」の一つのあらわれだいうことも、確信しました。

 本来予定されていない発言を許してくれた自由闊達な立憲民主党の党風は、私、山岸一生自身も守り育てていきたいと思います。

 先ほど、東京都北区議会議員のうすい愛子さんのツイートを引用しましたが、みなさんの中には、新執行部の顔ぶれを見て、様々なご感想があると思います。

 もし「ちょっと残念だな」と思われる方がおられたら、ぜひ、こうした一つ一つのやり取りの積み重ねにも、ご注目をいただければ幸いです。

 私、山岸一生はねばり強く、一歩ずつ、立憲民主党を皆さんとともに前に進めていきます。

 今日はTwitterアカウントのプロフィールに風船を飛ばしている、立憲民主党の衆議院議員、東京9区(東京都練馬区)選出の山岸一生でした。

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